ギャンブラーではなくトレーダーであれ～ユーロ/円～2016年06月16日振り返り
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上の画像はユーロ/円日足チャートです。2016年06月16日のユーロ/円相場の振り返りをして行きたいと思います。
■ユーロ円の値動き
始値：119.347
終値：116.991
高値：119.424
安値：115.488
-235.6pips(高値から安値：393.6pips)
昨日のユーロ/円の日足の形状は、大陰線となりました。
昨日は、日銀の金融政策会合及び黒田総裁の会見、BOE金融政策発表がありました。ユーロ/円は非常に大きく下落し、一時115.488を付ける場面もありました。
オーダーの変化
上の画像は、ユーロ/円1時間足チャートです。昨日のオーダー状況の推移は以下のような推移となっています。
123.00 売り
121.00 売り
120.50 売り
上記のオーダーが前日より引き続き観測されている状態で、15時及び19時に以下のオーダーが観測されています。
116.75円 OP16日NYカット（15時観測）
116.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測（19時観測）
115.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測
114.00円 買い厚め・割り込むとストップロス売り、OPバリア観測
日足のサポートライン・レジスタンスラインとなりそうなプライス
【日足レベルで見たレジスタンスライン候補】
126.211
124.239
123.754
123.570
122.524
122.089
121.991
121.731
121.010
【日足レベルで見たサポートライン候補】
無し
ユーロ/円の値動きの解説
昨日は日銀金融政策決定会合、並びにBOE金融政策発表がありました。日銀の追加緩和見送りを受けて失望売りが広がり、ユーロ円は非常に大きく下落しました。一時115.488を付ける場面もありました。NY時間から引けにかけて値を戻し、117の手前で引けています。
昨日は予定通りノートレードでした。
ユーロ円で見ると一時、MAXで400pips近い下落があったわけですが、追加緩和期待でロングのポジションを持っていた人は、かなり大きくやられてしまったのではないかと思います。
URLとか忘れてしまったのですが、『追加緩和確実なので円ショートで大儲け』みたいな内容のコラム（？）的なものをナニカのニュースサイトで見たのですが、よくこんな無責任な記事書いてられるな～と半ば呆れたりもしましたが、こういった情報に踊らされてしまって手痛いダメージを被ってしまった人もいるのかな～と思います。
こういう無責任な事を書く人もどうなのかなって思いますが、その情報を信じるも信じないも自己責任なので、痛い目に遭ってしまった人はある意味、魂に刻まれた苦い記憶となったのではないかと思います。また、事前に仕込んでおいて勝ったという人も、それは極めて危ない勝ちだったという事を肝に銘じておいた方が良いのかなと思います。
来週は英国民投票が行われます。どの程度の値動きとなるかは分かりませんが、ポンド円等はとんでもないふり幅になり可能性もあります。そこで、運否天賦の勝負を仕掛けて逆行してしまった場合、一撃で退場級のダメージを被る事も十分考えられます。ギャンブラーではなくトレーダーであるのならば、運否天賦の勝負は避け、イベントが通過した後にじっくりと機会を待って仕掛けるという姿勢で臨んだ方がよいように思われます。
それでは、本日も頑張りましょう！