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レンジ相場だからこそ短期足で丁寧な分析を~2016年07月25日の為替相場振り返り

更新日時:

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

始値:116.422

終値:116.329

高値:116.949

安値:116.209

-9.3pips(高値から安値:74pips)

ユーロ/円の値動きについて

昨日のユーロ/円相場は、レンジでの値動きとなりました。コアレンジとしては概ね116.333~116.791と考えられますが、日足の引けにかけて116.333を下抜けて引けています。

エントリーを検討するポイントとしては、チャート画像『A』・『B』・『C』のポイントが考えられたかと思います。

以下に上記A~Cそれぞれのポイントにおける判断の仕方・考え方等を書いてみたいと思います。

エントリー候補地点の分足チャート

ユーロ円15分足

上の画像は、ユーロ/円15分足チャートです。チャート画像の白い楕円『A2』・『B2』・『C2』は、このページ最上部の1時間足チャートの『A』・『B』・『C』の部分に対応しています。

エントリー候補地点の分析~『A』の部分について~

まず、チャート画像『A』の部分に関してですが、前提として昨日はサポートライン候補として、以下のプライスに注目してました。

116.450

116.355

ユーロ/円15分足チャート『A2』の部分において、同ラインに(チャート画像水色のライン)接触、一時下抜けたものの買いが強まり、16:00の時点において、116.450のラインの上へ戻しています。その後、長めの陰線が出たものの終値では116.450のラインを割り込まず、上昇して行っています。

ダブルボトムと言うには、右側の谷が浅い感じですが、値動き的には116.355~116.450のサポート帯でサポートされた事を示唆する値動きと見る事が出来、チャート画像の赤い丸の辺りで入れれば良いのではないかと思います。

この場合の利食いの目標値は、東京時間に付けた高値近辺の116.800アラウンドという事になろうかと思いますが、上抜けへの期待を残しておくなら指値で利食わず、プライスアクションを見て利食うという事でも良いかと思います。事項以降で説明をしますが、プライスアクションを見て利食う場合はチャート画像『B2』の楕円の赤い丸の位置で利食う必要があります。

エントリー候補地点の分析~『B』の部分について~

チャート画像『B』の部分についてですが、東京時間に付けた高値ラインとして、116.791のラインに注目しておく必要があります。この近辺での値動きを見て、レジスタンスされるようであればショートのエントリーを検討するべきポイントとなりますが、15分足チャートの『B2』の部分が同部分の値動きとなります。

右側の山がやや低くなっていますが、ダブルトップを形成しています。『B2』の楕円の部分の値動きを見る上で大切な事は、『A2』において底打ちして高値を切り上げてきた流れが崩れた事です。この事によって、ダウ理論的には上昇トレンドが崩れた可能性を示唆しています。ネックラインを割ってから入るのも手ですが、116.791のサポートラインを背に赤い丸の辺りで入れれば、逆行してしまった場合の損切りも浅くて済みショートで入るには良いポイントかと思います。

エントリー候補地点の分析~『C』の部分について~

チャート画像『C2』の部分についてですが、サポートラインとして機能した116.355を下抜け、一旦はダブルボトムのような形を作って上昇し、一時はネックラインを上抜けたもののそこから売りが入って下落してきています。

ダブルボトム狙いで入った場合、『C2』の左側の赤い丸の辺りで入る事が出来るかと思います。この時点でのエントリーは別に間違いではありません。エントリ後はトントン拍子と言って良い程、思惑通りに上昇して行っていますが、116.600近辺から一気に売りが入って下落してきています。

この記事を書いている今現在の状況からしますと持ち続けていれば、僅かに含み益がのっているような状態になっていると思われます。しかしながら、個人的には、『C2』の右側の赤い丸でエグジットする事が良いように思えます。

この場合、『ダブルボトムになるであろう』という事でエントリーをしています。しかし、ネックラインを上抜けしきれずに反落してきた時点で『ダブルボトムになるであろう』という当初の想定が崩れてしまっています。思惑や想定が崩れてしまったのに持ち続けているという事は、損失に繋がる可能性が高まってきますので、こういったケースでは一旦逃げてしまった方が良いように思います。