トランプ政権の『税制をめぐる驚くべき提案』はいつ出る?
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前日の上院に続き下院金融サービス委員会においてイエレンFRB議長の証言が行われ、共和党議員から『財務省債券などの保有が、資産バブルの可能性を高める恐れがある』として、FRBに対し大規模な債券保有を減らすことなどを促すといった一幕がありました。
共和党のヘンサーリング委員長は、FRBが政策ルールを無視した場合に議会が金融政策を監視するなどの規制改革案を持っているとされ、イエレン議長はこれに対し『中銀の独立性が脅かされる』として、反対の立場をとっています。
共和党とFRBの足並みが揃っているようには思えない感じですが、この足並みの乱れが今後の金融政策に影響してくるかどうか注意しておく必要はありそうです。
一方、トランプ大統領はホワイトハウスで米小売大手8社の最高経営責任者(CEO)との会合を開き、『税制改革は経済に影響を及ぼす最善の手段の1つである』と述べたそうですが、国境調整税については言及しなかったようです。
トランプ大統領は、先週、向こう数週間に税制をめぐる『驚くべき』提案を発表すると表明していましたが、この日の会合では詳細についての言及はなかったようです。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:114.251
高値:114.950
安値:113.856
終値:114.142
-10.9pips(高値から安値:109.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
111.699
チャート画像青い点線
中期下落トレンドの安値。
111.746~112.487
チャート画像青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
112.241~113.151
チャート画像青の実線のボックス
元々は中期下落トレンドの抵抗帯でしたが、2月9日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換した可能性アリ。
113.312~113.984
チャート画像青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
2月15日のドル円相場は、東京~NY時間後半にかけて115.00を目指す展開となりましたが、115.00手前から反落、ほぼイッテコイ的な値動きとなって引けています。
チャート画像に引いた黄色のラインは、2月8日~2月15日までの上昇に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになりますが、50%戻しのラインが『113.312~113.984の支持帯の下辺』と重なっており、この辺りは注目されるレベルとなって来るかもしれません。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:120.824
高値:121.272
安値:120.699
終値:120.987
+16.3pips(高値から安値:57.3pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
119.381
チャート画像青い点線
中期下落トレンドの直近安値。
120.161~120.654
チャート画像緑の点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯でしたが、2月9日の値動きによって上方にブレイク。サポレジ転換の可能性アリ。
121.227~122.429
チャート画像ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
2月15日のユーロ円相場は、方向感の無い値動きとなりました。
俯瞰すれば、『120.161~120.654の支持帯』と『121.227~122.429の抵抗帯』で挟まれたエリアでの値動きとなっています。支持帯と抵抗帯に挟まれた状況では方向感の無い値動きになりがちですので、中途半端な所で入ってしまうとつまらない負け方をしてしまう事になりがちですので、辛抱強く機会を待つという事で良いかと思います。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.05756
高値:1.06085
安値:1.05205
終値:1.05985
+22.9pips(高値から安値:88.0pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.05725~1.06028
チャート画像青い点線のボックス(画像の尺の問題で上辺しか見えてない)
短期上昇トレンドの支持帯。
1.05949~1.06305
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.06149~1.06481
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.06718~1.07012
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.07120~1.07498
チャート画像ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
2月15日のユーロドル相場は、1.05手前から反発したものの1.06乗せには至らずに引けています。
本日寄り付きの段階では、2つの抵抗帯が重なるレベルに入ってきており、これらの抵抗帯が機能するかどうかを見て行くという事になりそうです。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対内株式)
08:50 【日本】 前週分対外対内証券売買契約等の状況(対外中長期債)
09:30 【オーストラリア】 1月新規雇用者数
09:30 【オーストラリア】 1月失業率
21:30 【ユーロ】 欧州中央銀行(ECB)理事会議事要旨
22:30 【米国】 1月住宅着工件数(前月比)
22:30 【米国】 1月建設許可件数(年率換算件数)
22:30 【米国】 前週分新規失業保険申請件数
22:30 【米国】 1月建設許可件数(前月比)
22:30 【米国】 1月住宅着工件数(年率換算件数)
22:30 【米国】 2月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
本日は注目度の高い経済指標の発表はありません。