FXで何やっても勝てなくて、やったコト

7月雇用統計は予想よりも強い結果も大きなトレンドを変えるまでは至らず

更新日時:

先週末金曜日8月4日は米雇用統計の発表が行われました。

■7月非農業部門雇用者数変化(前月比)

前回:22.2万人

予想:18.0万人

結果:20.9万人

■7月失業率

前回:4.4%

予想:4.3%

結果:4.3%

上記のような結果となり、非農業部門雇用者数は前回に比べると鈍化しているものの予想値は上回っており、失業率については予想通りの結果となっています。

これを受けてドル買いの動きが強まりましたが、ユーロ円は下落しており円を売る力よりもユーロを売る力の方が強かったという事が言えます。

米雇用統計によって、主要3通貨ペアそれぞれに急騰急落がありましたが、チャートの形状の上では大きな流れを変えると言う所にまでは至っていないという状態です。大きな流れを変える事になるか?このまま流れが続くのかを見て行くという事になろうかと思います。

ドル/円

ドル円1時間足チャート2017年08月07日

上の画像はドル/円1時間足チャートです。

【ドル/円の値動き】

始値:110.032

高値:111.042

安値:109.837

終値:110.671

+63.9pips(高値から安値:120.5pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

110.104~110.891

ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

110.365~110.782

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

110.670~111.377

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

110.699~112.145

ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

110.874~111.626

ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

110.953~111.308

ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

111.613~112.342

ピンクの実線のボックス

中期下落トレンドの抵抗帯。

111.747~112.009

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

8月4日のドル円相場は米雇用統計の発表後に急騰、一時『111.042』迄上昇しましたが111円代をキープすることは出来ず『110.671』で引けています。

米雇用統計を受けての値動きですので、基本的には触らないという事で良かったかと思います。

チャートを見ると米雇用統計の発表後に急騰しましたが、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)のラス戻り高値(白い楕円の高値)ラインで一旦上昇を止められており、中期下落トレンドはまだ崩れていません。

逆に白い楕円の部分を山としたダブルトップとなって行く可能性もある為、米雇用統計発表後に高い所を買った人は注意が必要です。

買いについては、中期下落トレンドが崩れてから検討を始めても遅くありませんので、急騰の動きに惑わされずに波形をしっかり見て目線を決めて行きましょう。

米雇用統計も通過し徐々に夏枯れになって行くと思いますが、参加者が減ってオーダーがスカスカになってくるとあまり大したことが無いような材料でも思わぬ値幅が出てしまう事もありますので、休まずにトレードをする方はそういった急激な値動きに警戒を怠らず、しっかりと損切りの注文だけは入れておくようにしましょう。

ユーロ/円

ユーロ円1時間足2017年08月07日

上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。

【ユーロ/円の値動き】

始値:130.606

高値:131.109

安値:130.086

終値:130.285

-32.1pips(高値から安値:102.3pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

128.620~129.629

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

128.863~129.233

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

129.433~129.700

緑の点線のボックス

短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。

129.594~129.959

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

130.058~130.548

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

130.533~131.007

ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

130.838~131.288

ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

8月4日のユーロ円相場は、米雇用統計発表後に一旦急騰したものの『131.109』を付けた後に急落、一時『130.086』迄下落するという非常に荒っぽい値動きとなりました。

米雇用統計を受けての値動きですので、基本的には様子見で触らないという事で良かった相場でしたが、雇用統計の前後の値動き(白い楕円の部分・緑で書いた波形)の短期トレンドの波形を『高値・安値切り上げになった』と誤認してプルバックを待って買ってしまうとその後の急落であっさり損切り・・・と言う事になってしまったという事になります。

この部分は確かに緑の波形のように波を描く事も出来なくはないのですが、波のNの部分の高低が15pips前後しかない小さな波ですので、細かく考えすぎると痛い目に遭ってしまったという事になります。

現在進行形の中で波を描いて行くという事は口で言うほど簡単ではありませんが、自分なりに波の定義を定め、更にそれを適宜修正しながらより良い定義にブラッシュアップして行く事を突き詰めていくと必ず勝率の向上に繋がりますので、ここを誤認してやられてしまった人は良い教訓として生かしていくようにしましょう。

ただ、プルバック待ちで買って直近安値の下辺りで損切りすれば、30pips~40pips未満の損切りで済んだという事は言えますので、中期トレンドの波を獲りに行くようなトレードをしているのであれば、致命傷と言うほどの損失を負ってしまうというわけでもないと思いますので、しっかりと損切りが出来ていれば問題ないとも言えます。

米雇用統計によって、すったもんだありましたが、全体的な構図はあまり変わっていません。

中期トレンド(オレンジ色のラインで描いた波)に明確な方向性はありませんが、赤い楕円で囲った中期トレンドの方波に対して、短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)が逆行している状態にあり、61.8%以上は押しているので押しとしてはやや深めの押しが入った・・・と言う状況にあります。

基本的には短期トレンドの反転を捉えて行きたい所ですが、抵抗帯がしっかり存在しているので、買って行く場合には抵抗帯との距離を見ながら壁打ちにならないように注意が必要です。

ユーロ/ドル

ユーロドル1時間足チャート2017年08月07日

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。

【ユーロ/ドルの値動き】

始値:1.18686

高値:1.18885

安値:1.17275

終値:1.17723

-96.3pips(高値から安値:161.0pips)

サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。

1.16224~1.16962

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.16542~1.17554

青の実線のボックス

中期上昇トレンドの支持帯。

1.17240~1.17610

青の点線のボックス

短期上昇トレンドの支持帯。

1.17976~1.18409

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.18239~1.18539

緑の点線のボックス

短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。

1.18351~1.18841

ピンクの点線のボックス

短期下落トレンドの抵抗帯。

8月4日のユーロドル相場は米雇用統計の発表を受けて急落、一時『1.17275』を付けそのまま1.17ドル代で引けています。

中期トレンド(オレンジいらのラインで描いた波)のラインと重なってしまっていますが、白い楕円の部分において短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)がダブルトップを形成、ネックラインを割り込んで下落して行っています。

中期上昇トレンドの形状を崩すと言う所にまでは至っておりませんが、指標トレードをするには狙いやすかったという事は言えようかと思います。

ただ、無理にやるような相場でもないので休んでしまっても良い相場かと思います。

米雇用統計による急落こそありましたが、中期トレンドの形状自体は上昇トレンドの形状を崩しておりませんので、売りは時期尚早です。売りについては中期上昇トレンドの形状が崩れてから考えても遅くありませんので、波形をしっかり見て目線を決めて行きましょう。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

08:50 【日本】 7月外貨準備高

14:00 【日本】 6月景気一致指数(CI)・速報値

14:00 【日本】 6月景気先行指数(CI)・速報値

16:15 【スイス】 7月消費者物価指数(CPI)(前月比)

28:00 【米国】 6月消費者信用残高(前月比)