FRB次期議長人事は5氏に絞られたか?
更新日時:
昨日はNYダウが史上最高値を更新、米2年債利回りが約9年ぶりの高水準に上昇する等、ドル買いの材料が多く見られましたが、大きなドル買いには傾きませんでした。
市場の関心は、年内の利上げよりも来年の利上げペースの方に移っているようにも思われ、それを探る上で、次期FRB議長の人事が注目される状況になっています。
現状では・・・
イエレン氏・・・現FRB議長、ハト派寄り
ウォルシュ氏・・・タカ派寄り
テイラー氏・・・タカ派寄り
パウエル氏・・・ハト派寄り
コーン氏・・・ハト派寄り
上記5氏に絞られたと思われますが、タカ派寄りの考えを持つ方が優勢と言ったようなニュースが出るとドル高に繋がり易く、ハト派寄りの考え方を持つ方が優勢と言ったようなニュースが出ればドル安に繋がり易いような環境になりつつあるように思えます。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:112.175
高値:112.470
安値:112.029
終値:112.186
+1.1pips(高値から安値:44.1pips)
ドル/円のレジスタンスライン
113.374
ピンクの点線のライン
112.898
赤の点線のライン
112.833
ピンクの極太のライン
112.780
赤の点線のライン
112.727
ピンクの点線のライン
112.549
赤の点線のライン
112.440
ピンクの点線のライン
112.314
赤の極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
112.116
青の点線のライン
112.033
緑の点線のライン
111.815
緑の点線のライン
111.719
青の極太のライン
111.674
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
日足レベルでは明確なトレンドはない状態にあり、引き続きピンクのラインで描いた下落の方波の中での値動きになっています。
9月8日から始まった上昇(『108.823』~『112.833』※ヒゲは切って考えています)に対して、フィボナッチリトレースメントをあてたものが黄色のラインになります。
23.6%戻し近辺・・・111.719
38.2%戻し近辺・・・110.734
50.0%戻し近辺・・・110.240
上記のような分布になっており、サポートラインとして注目される可能性があります。
昨日は、月曜日に23.6%戻しと重なるレベルにあるサポートライン『111.719』近辺から反発した勢いをかって上昇したものの『112.314』のレジスタンスラインで頭を抑えられて寄り引け同値線のような形状になっています。
白のラインで描いた上昇に対して押し目買いをしたいと考えている人は『111.719』を背にしての買い、緑のラインで描いた下落に対して戻り売りをしたいと考えている人は『112.314』を背にしての売りと言う構図に変化はなく、どちらかの勢力が諦めるまでは様子見推奨、やるとしても短期売買推奨と言う状況になっています。
【1時間足】
緑のラインで描いたダブルボトムのネックラインを上方にブレイク、プルバックが入ってネックライン『112.033』から反発上昇(チャート画像白い楕円の部分)して行っています。
一時的に日足レベルのレジスタンスライン(赤の極太のライン)である『112.314』を上抜ける場面もありましたが、結局は内側へ押し戻されてきてしまっています。
昨日の記事で、白い楕円の辺りでのロングは見送る予定と言ったような事を書いたのですが、それで良かったかと言うように思います。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:132.331
高値:132.360
安値:131.832
終値:131.986
-34.5pips(高値から安値:52.8pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
133.465
ピンクの点線のライン
133.355
ピンクの極太のライン
132.889
ピンクの点線のライン
132.763
赤の点線のライン
132.617
赤の点線のライン
132.366
赤の点線のライン
132.338
ピンクの点線のライン
132.131
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
132.905
緑の極太のライン
131.958
青の極太のライン
131.872
緑の点線のライン
131.804
緑の極太のライン
131.744
青の点線のライン
131.717
緑の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円の日足の形状は上昇トレンドの状態にあり、9月8日~21日の上昇(オレンジラインで描いた波)に対して押しと思しき下落(ピンクのラインで描いた波)が入り、一度は『131.804』のライン付近から反発したものの、上がり切らずに『133.355』のラインから反落してきた格好になっています。
黄色のラインは9月21日~10月9日の下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになります。
上値を抑えられた『133.355』のラインは61.8%戻しと重なるレベルにあり、戻り売りをするにはちょうどいい感じのレベルから売りが入った格好になっています。
9月8日~21日の上昇(オレンジのラインで描いた波)に対して押し目買いをしたい人は『131.958』並びに『131.804』を背にした買い、9月21日~10月9日の下落(ピンクのラインで描いた波)に対して戻り売りをしたい人は『133.355』を背にした売りと言う構図になっています。
売るにしろ買うにしろ、出来るだけ日足レベルに引き付けてエントリーするか、サポレジを破った所で入りたい所ですが、客観的に見てサポートラインの方がより多く存在しており、サポートライン~サポートラインまでの間も短い為、ブレイク狙いの売りは仕掛けにくい感があります。
売る場合には特にレジスタンスラインに出来るだけ引き付ける格好で高い所から売りたい所ですが、レジスタンスラインをすっぽ抜けてしまうと次のレジスタンスラインまで比較的距離がある為、逆張りして止まらなかった際には殊の外大きな損失を被る可能性がある為、逆張りのショートを考えている方は損切りを徹底しましょう。
【1時間足】
白のラインで描いたダブルボトムと日足レベルのサポートライン『131.958』が重なるレベルと言う事で、白い楕円の辺りで買うという手もアリだったかと思いますが、すっぽ抜けてしまったものの下がり切らず、かといって上げ切らず『131.958』を跨いでレンジになってしまっています。
損切りをある程度許容できるのであれば持っていても良いですし、微益~建値で逃げられたような値動きですので、逃げてしまっても良かったかと思います。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.17947
高値:1.17992
安値:1.17353
終値:1.17655
-29.2pips(高値から安値:63.9pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.18838
赤の極太のライン
1.18774
ピンクの点線のライン
1.18655
ピンクの点線のライン
1.18617
赤の極太のライン
1.18097
ピンクの点線のライン
1.17830
赤の点線のライン
1.17715
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.17576
緑の極太のライン
1.17450
青の点線のライン
1.17388
青の点線のライン
1.17302
青の点線のライン
1.17262
青の点線のライン
1.17136
緑の点線のライン
1.17093
青の極太のライン
1.17068
緑の点線のライン
1.16880
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
白い楕円で囲ったダブルボトムの上に赤の楕円で囲った三尊が乗っかっている形になっており、三尊のネックライン近辺で上値を抑えられ、ダブルボトムのネックラインを割り込んでいます。
昨日に関しては、『1.17576』のサポートラインが機能した格好になっていますが、このラインをサポートラインとして見ていなかったので、本日新たに引き直しました。
ダブルボトムのネックライン『1.18132』は上がる時も下がる時も素通りなので、サポレジとしての力は失われているような感じがしますので、このラインを使っての逆張りはやや危険な情勢になってきていますので注意が必要です。
【1時間足】
日足のパートで述べた『1.17576』を一旦は破っているものの1時間足レベルのサポートライン『1.17388』が機能した格好になっています。
白のラインで描いた波形として認識する場合、波自体は反転していないので、買いは時期尚早と言えます。
買いに関しては、『1.17576』付近で底値圏を作ったり、波が反転してからでも遅くありませんので、ガマンしきれずに中途半端な所で入らないように気を付けましょう。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
17:00 【南アフリカ】 9月消費者物価指数(CPI)(前月比)
17:00 【南アフリカ】 9月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
17:30 【英国】 9月失業率
17:30 【英国】 8月失業率(ILO方式)
17:30 【英国】 9月失業保険申請件数
18:00 【ユーロ】 8月建設支出(前月比)
18:00 【ユーロ】 8月建設支出(前年同月比)
20:00 【米国】 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
20:00 【南アフリカ】 8月小売売上高(前年同月比)
21:30 【米国】 9月建設許可件数(前月比)
21:30 【米国】 9月住宅着工件数(年率換算件数)
21:30 【米国】 9月住宅着工件数(前月比)
21:30 【米国】 9月建設許可件数(年率換算件数
21:30 【カナダ】 8月製造業出荷(前月比)
27:00 【米国】 米地区連銀経済報告(ベージュブック)