米雇用統計、非農業部門雇用者数予想下回るも8・9月分上方修正でドル買戻し
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先週末金曜日は米雇用統計が発表されました。
■10月非農業部門雇用者数
前回・・・-3.3万人
予想・・・31.0万人
結果・・・26.1万人
■10月失業率
前回・・・4.2%
予想・・・4.2%
結果・・・4.1%
■10月平均時給(前月比)
前回・・・0.5%
予想・・・0.2%
結果・・・0.0%
以上のような結果となっています。
発表直後はドル売りに傾きましたが、非農業部門雇用者数の8月分と9月分が合計で9.0万人分上方修正された点や、失業率が(労働参加率が62.7%に低下したとはいえ)2000年12月以来の水準に改善した点などが見直されると買い戻しが入り、結果論としてはあまり大きなドル買いにもドル売りにもならなかったという結果になっています。
ドル/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ドル/円の値動き
始値:114.071
高値:114.420
安値:113.603
終値:114.044
-2.7pips(高値から安値:81.7pips)
ドル/円のレジスタンスライン
114.599
ピンクの点線のライン
114.258
ピンクの極太のライン
114.027
ピンクの極太のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ドル/円のサポートライン
113.980
青の点線のライン
113.873
青の点線のライン
113.821
青の点線のライン
113.734
緑の点線のライン
113.185
緑の点線のライン
113.156
青の極太のライン
112.970
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ドル/円の解説
【日足】
ドル円の日足の形状は、安値・高値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの形状にあり、ピンクのラインで描いた下落の方波の高値付近での値動きとなっています。
【1時間足】
先週末金曜日は米雇用統計の発表がありました。
青のラインから右が雇用統計発表後という事になりますが、発表直後、長い下髭を出して反発したものの上がり切らずに雇用統計発表直前とほぼ変わらないレベルで引けています。間が悪いと往復ビンタを貰ってしまう可能性もあった値動きと言えそうですが、基本的には休んでしまって良かった日であったかと思います。
ユーロ/円
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足を切り替えられます。
ユーロ/円の値動き
始値:132.964
高値:132.985
安値:132.385
終値:132.387
-57.7pips(高値から安値:60.0pips)
ユーロ/円のレジスタンスライン
134.452
ピンクの点線のライン
134.341
ピンクの極太のライン
134.177
赤の点線のライン
133.795
赤の点線のライン
133.245
赤の極太のライン
133.136
赤の点線のライン
133.113
ピンクの点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/円のサポートライン
132.762
青の点線のライン
132.311
青の点線のライン
132.225
緑の点線のライン
131.859
緑の点線のライン
131.804
緑の極太のライン
131.534
青の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/円の解説
【日足】
ユーロ円は『131.804』のサポートラインから反発・上昇した格好になっています。
黄色のラインは10月25日~30日の下落に対してフィボナッチリトレースメントをあてたものになりますが、50%戻しラインで押し戻された格好になっており、『133.245』のレジスタンスラインには届いていないという状況になっています。
【1時間足】
引き続き、『133.245』の近辺での波の挙動を注意深く見ていく状態にありますが、1時間足に関してはざっくりと白い網掛けのレンジと見ておいて良いかと思います。
色々な見方があるわけで、白い網掛けの中・そこに至るまでの値動き共に波を描こうと思えば描けるわけですが、赤いラインで描いた波は日足レベルで認識できる波になりますが、それ以外で書ける波は日足レベルでは認識出来ない波になります。
日足の波形≒1時間足の中期トレンドという観点に立脚するのであれば、赤いラインで描ける波以外の波は全て1時間足レベルの短期トレンドと考える事が出来ます。
また、赤いラインで描いた波は数字のようにカウントすることも出来、もし、波が下落方向に向かっていくのであれば、3波目となる可能性を秘めています。もし、3波目が出るのであれば確実に仕留めたい波という事になりますので、1時間足レベルの短期トレンドの折り返しを注意深く見ていく必要性があります。
ユーロ/ドル
日足
1時間足
※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。
ユーロ/ドルの値動き
始値:1.16560
高値:1.16893
安値:1.15984
終値:1.16073
-48.7pips(高値から安値:90.9pips)
ユーロ/ドルのレジスタンスライン
1.18285
ピンクの点線のライン
1.18115
ピンクの極太のライン
1.18020
赤の点線のライン
1.17543
赤の点線のライン
1.17475
赤の極太のライン
1.17344
赤の点線のライン
1.17302
赤の点線のライン
1.17262
赤の点線のライン
1.17093
赤の極太のライン
1.16880
赤の点線のライン
1.16714
ピンクの点線のライン
1.16318
赤の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。
ユーロ/ドルのサポートライン
1.16019
青の点線のライン
1.15800
緑の点線のライン
※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。
※太字のモノは日足レベルのサポートライン。
ユーロ/ドルの解説
【日足】
ユーロドルは、先月末から入り込んだ小さめのレンジでの値動きが継続しています。
まずは、このレンジをどちらへ抜けていくかを見ていくという事になりそうです。
【1時間足】
日足のパートでレンジだという事を書きましたが、1時間足で見ていくと白い網掛けのレンジという事になります。
レンジの中での値動きに対して、いくつかの波を描く事が出来ますがその中でも一番ダイナミック(?)な感じで波を描くと赤いラインで描いたような波になるように思います。
微妙にではありますが、ラス押し安値を下抜いてしまっており、ロングのポジションを持っている人は切っておいた方がいいような情勢になっています。
白のトレンドラインは赤の波に対して引いたトレンドラインになりますが、先週末に金曜日に関しては関してはトレンドラインをブレイクする勢いが強かったので、トレンドラインブレイクを利用したエントリーは飛び乗り気味に入る形となり、難しかったように思います。
イベントを受けての値動きでしたので、休んでしまって良かったかと思いますが、安値同士のラインを結んでみる事で見えてくる波の形というものもありますので、その意味でこういったラインを引いておくことに価値があると言えようかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 日銀・金融政策決定会合議事要旨
10:00 【日本】 黒田東彦日銀総裁、発言
17:15 【スイス】 10月消費者物価指数(CPI)(前月比)
18:00 【ユーロ】 10月サービス部門購買担当者景気指数(PMI、改定値)
19:00 【ユーロ】 9月卸売物価指数(PPI)(前年同月比)
19:00 【ユーロ】 9月卸売物価指数(PPI)(前月比)
24:00 【カナダ】 10月Ivey購買部協会指数