ボリンジャーバンドとATRをもとに値動きのトレンドを分析するチャネルを表示するMT4インジケーター「toptahlil_bollinger_and_atr_band」
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値動きが継続して同じ方向に動くかどうかを分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょう。
「toptahlil_bollinger_and_atr_band」は、上記の機能を備えたインジケーターで次のような方に向いています。
値動きが継続するかどうかを分析したい方
ボリンジャーバンドをよく使用する方
そういった方のためにこの記事で、「toptahlil_bollinger_and_atr_band」について解説します。
- toptahlil_bollinger_and_atr_bandの概要
- toptahlil_bollinger_and_atr_bandを表示する方法
- toptahlil_bollinger_and_atr_bandのパラメーター解説
- まとめ
toptahlil_bollinger_and_atr_bandの概要
「toptahlil_bollinger_and_atr_band」は、ボリンジャーバンドの上限と下限にATRを乗算した値をもとにチャネルを表示するインジケーターです。
インジケーターを起動すると、赤色のラインが一番外側に表示され、その内側に青い点線が表示されます。
青色の点線はボリンジャーバンドの上限と下限で、上の赤色のラインはKU、下の赤色のラインはKLと呼ばれます。
KUとKLは以下の方法によって算出されます。
KU=ボリンジャーバンドの上限+「ATRMult」×ATR
KL=ボリンジャーバンドの下限-「ATRMult」×ATR
インジケーターの開発者によると、「toptahlil_bollinger_and_atr_band」は、30分足から日足チャートで使用するのが望ましいとのことです。
価格がボリンジャーバンドの上限に接触し、チャネルの幅が拡大している時に価格が反転してバンドの中間を超えると、価格の下落が継続する可能性を示しています。
反対に価格がボリンジャーバンドの上限に接触し、チャネルの幅が拡大している時に価格が反転してバンドの中間を超えると、価格の上昇が継続する可能性を示しています。
中間の水準がわかるように、ボリンジャーバンドの算出期間に合わせた移動平均線と、組み合わせて使用した方が良いかもしれません。
toptahlil_bollinger_and_atr_bandを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
toptahlil_bollinger_and_atr_bandのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
toptahlil_bollinger_and_atr_band
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
toptahlil_bollinger_and_atr_bandのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
ATRMult |
ATR倍数 初期値:2 ATRの係数を設定します。 |
ATR_Period |
ATR算出期間 初期値:10 大きな値に設定するとATRの反応が緩やかになります |
Band_Period |
ボリンジャーバンド算出期間 初期値:20 値に応じてボリンジャーバンドの反応速度が変化します。 |
Band_Diviations |
ボリンジャーバンドの偏差 初期値:3 ボリンジャーバンドの幅が変化します。 |
Band_Shift |
インジケーターのシフト 初期値:0 インジケーターの表示位置が左右に移動します。 |
Band_ApplyPrice |
適用価格 初期値:PRICE_MEDIAN インジケーターの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
「Band_Diviations」はボリンジャーバンドの偏差を設定するための項目で、大きな値に設定するほどボリンジャーバンドの幅が広くなり、小さな値に設定すると狭くなります。
まとめ
「toptahlil_bollinger_and_atr_band」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
ボリンジャーバンドとATRをベースにしている。
価格がボリンジャーバンドに接触し、チャネルの幅が拡大している時に価格が反転してバンドの中間を超えると、価格がその方向に動き続ける可能性がある。
「toptahlil_bollinger_and_atr_band」は、現在の値動きが継続するかどうかを分析したい方に向いているインジケーターです。
トレンドを捉えたい方は、一度試してみると良いでしょう。