ATRをもとにチャネルとドットを表示するMT4インジケーター「VTS_VG_TS_setka」
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チャネルを用いた手法を試してみたいと考えたことはないでしょうか。
「VTS_VG_TS_setka」」は、ATRを用いてパラボリックSARのようなドットと、チャネルを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
ブレイクアウト系の手法を使用している方
チャネルを使用した取引を試してみたい方
以上のような方のためにこの記事では、「VTS_VG_TS_setka」について解説します。
VTS_VG_TS_setkaの概要
インジケーターを起動するとチャネル上部のラインはピンク、下部のラインは水色で表示され、上昇トレンドではローソク足の下に青いドット、下降トレンドではローソク足の上に赤いドットが表示されます。
「VTS_VG_TS_setka」の算出方法は以下の通りです。
VTS=終値-「kATR」×ATR
VTS1=終値+「kATR」×ATR
VTS2=VTSと前のVTSの内、大きい方の値
VTS3=VTS1と前のVTS1の内、小さい方の値
VTS4=VTS2と前のVTS2の内、大きい方の値
VTS5=VTS3と前のVTS3の内、小さい方の値
上記の計算をVTS29まで繰り返し、パラメーターの「GrupNum」を1に設定した場合は、VTS2からVTS7まで値が表示され、「GrupNum」が2の場合はVTS8からVTS15、「GrupNum」が3の場合はVTS16からVTS23、「GrupNum」が4の場合はVTS24からVTS29の値が表示されます。
「GrupNum」を4の場合に設定した場合、終値がVTS29より大きい場合は、VTS28の値をドットで表示し、終値がVTS28より小さい場合は、VTS29の値をドットで表示します。
チャネルのブレイクでエントリーできますが、ノイズも多いため「VTS_VG_TS_setka」のブレイクのみでエントリーするのは避けましょう。
他のインジケーターと組み合わせて、エントリーの可否を判断した方が良さそうです。
トレンド相場では、ドットを損切りの目安として使用できますが、相場のボラティリティーに応じてパラメーターを調整する必要があります。
VTS_VG_TS_setkaを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
VTS_VG_TS_setkaのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
VTS_VG_TS_setkaのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
PeriodAtr |
ATR算出期間 初期値:10 ATRの算出期間を設定します。 |
kATR |
ATR乗数 初期値:2 ATRを乗算する値を設定します。 |
GrupNum |
グループ番号 初期値:4 VTSの計算を繰り返す回数を4段階で設定します。 |
「PeriodAtr」は、ATRの算出期間を設定するための項目で、大きな値に設定すると長期的な値動きがインジケーターに反映されます。
「GrupNum」は、インジケーターの計算を繰り返す回数を設定するための項目で、1~4の値を設定します。
値が大きい程計算を繰り返す回数が増加します。
まとめ
「VTS_VG_TS_setka」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
パラボリックSARのようなドットとチャネルを表示する。
チャネル上部のラインはピンク、下部のラインは水色で表示される。
上昇トレンドではローソク足の下に青いドット、下降トレンドではローソク足の上に赤いドットが表示される。
「VTS_VG_TS_setka」は、ブレイクアウト系の手法を使用している方に向いているインジケーターです。
使用する際は、他のインジケーターと組み合わせて使用しましょう。