設定した時間帯のレンジを表示するMT4インジケーター「SDX-TzBreaktout」
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ブレイクアウトを狙ってエントリーするための水準を、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「SDX-TzBreaktout」は、特定の時間帯に形成されたレンジを検出して表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
ブレイクアウト系の手法を使用している方
短期取引をしている方
EUR/USD、GBP/USDを取引している方
以上のような方のためにこの記事では、「SDX-TzBreaktout」について解説していきます。
SDX-TzBreaktoutの概要
「SDX-TzBreaktout」を起動すると、設定した時間帯に検出したレンジをチャート上に表示します。
このインジケーターは、ブレイクアウトが起こりそうな水準を分析するためのもので、インジケーターの開発者によるとEUR/USDとGBP/USD用になっているとのことです。
インジケーターの特性上、 日足より長い時間足のチャートにはレンジが表示されません。
そのため、長期取引には向いておらず、デイトレードやスキャルピングなどの短期取引向けのインジケーターとなっています。
SDX-TzBreaktoutを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
SDX-TzBreaktoutのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
SDX-TzBreaktoutのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
LocalTimeZone |
タイムゾーン 初期値:2 インジケーターで使用するタイムゾーンを設定します。 |
DestTimeZone |
レンジを検出する時間帯 初期値:0 レンジを検出する時間帯を設定します。 |
PipsForEntry |
レンジの値幅 初期値:5 レンジの高値/安値の調整幅を設定します。 |
「LocalTimeZone」はインジケーターで使用するタイムゾーンを設定するための項目で、グリニッジ標準時が基準になっています。
1に設定した場合は GMT+1、2に設定した場合はGMT+2のタイムゾーンが適用されます。
「DestTimeZone」は、レンジを検出する時間帯を設定するための項目で、値に応じてレンジを検出する時間帯がシフトします。
「PipsForEntry」は、レンジの幅を調整するための項目で、インジケーターが検出した高値/安値の水準に、このパラメーターで設定した値(pips)を加えてレンジを表示します。
まとめ
「SDX-TzBreaktout」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
EUR/USD、GBP/USD用になっている。
特定の時間の値動きにもとづいてレンジを表示する。
日足以上のチャートではレンジを表示できない。
「SDX-TzBreaktout」は、ブレイクアウト系の手法で短期取引している方に、向いているインジケーターです。
使用できる通貨ペアが限定されますが、レンジのブレイクアウトを狙いたい時に、便利なインジケーターなのではないでしょうか。