移動平均線とその期間・種類・価格の情報を表示するMT4インジケーター『all-averages-indicator』
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移動平均線の正確な水準を、確認できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「all-averages-indicator」は、チャートの右側に移動平均線の情報を表示するインジケーターで次のような方に向いています。
複数の移動平均線をよく使用する方
移動平均線の状態を数値で確認したい方
以上のような方のためにこの記事では「all-averages-indicator」について解説します。
all-averages-indicatorの概要
「all-averages-indicator」は、チャート上に1本の移動平均線を表示し、その移動平均線の期間・種類・現在の価格を文字で表示するMT4用のインジケーターです。
「all-averages-indicator」を利用すると、複数の移動平均線を色分けして表示しなくても、どれがどの移動平均線なのかを判断できます。
また、現在の移動平均線の価格も表示されるので、移動平均と価格がどのくらい離れているのかを把握できます。
ローソク足と価格の乖離をもとに、反転を狙って逆張りでのエントリーする際の目安としても利用できるでしょう。
使用できる移動平均線は、11種類用意されているので大抵の移動平均線は表示できます。
ただし、期間が近い複数の移動平均線を表示させると、文字同士が重なって見えなくなってしまうので注意しましょう。
all-averages-indicatorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
all-averages-indicatorのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
all-averages-indicatorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Price |
適用価格 初期値:0 移動平均線の適用価格を設定します。 |
MA_Period |
移動平均線の期間 初期値:5 移動平均の算出期間を設定します。 |
MA_Shift |
移動平均線シフト 初期値:0 移動平均のオフセットを設定します。 |
MA_Method |
移動平均線の種類(0 SMA、1 EMA、2 Wilder、3 LWMA、4 SineWMA、5 TMA、6 LSMA、7 SMMA、8 MMA、9 HMA、10 ZeroLagEMA) 初期値:1 移動平均の算出方法を設定します。 |
Label_Size |
文字の大きさ 初期値:8 テキストの表示サイズを設定します。 |
LabelCol |
文字の色 初期値:Orange テキストの表示色を設定します。 |
「Price」は「all-averages-indicator」の算出に用いる価格の種類を設定するための項目です。
価格は番号で設定する必要があり、0が終値、1は始値、2は高値、3は安値、4は中央値、5はTP、6は加重終値です。
「MA_Method」は、移動平均の種類を設定するための項目です。
「Price」同様に番号で指定する必要があり、上記の表に記載された番号を入力して指定します。
まとめ
「all-averages-indicator」の特長は以下の通りです。
表示している移動平均の算出期間や種類、直近のレートをテキストで表示する。
11種類の移動平均に対応している。
「all-averages-indicator」は、移動平均線の状態を数値で把握したい方に向いているインジケーターです。
移動平均線の水準や状態を正確に把握したい方には、非常に魅力的なインジケーターではないでしょうか。