反応速度のわりにノイズが少ない移動平均線を表示するMT4インジケーター「RoundPriceExp」
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移動平均線のラグに不満を感じたことはないでしょうか。
「RoundPriceExp」は、ラグの少ない移動平均線を表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
移動平均線のラグに不満を感じている方
動きの速い相場で取引している方
以上のような方のためにこの記事では、「RoundPriceExp」について解説します。
RoundPriceExpの概要
「RoundPriceExp」は、T3移動平均線を表示するインジケーターです。
T3移動平均は、以下の方法で算出されます。
b2 = b×b
b3 = b2×b
c1 = -b3
c2 = (3×(b2+b3))
c3 = -3×(2×b2+b+b3)
c4 = (1+3×b+b3+3×b2)
n=1+0.5×(「t3_period」-1)
w1=2 / (n+1)
w2=1 - w1
e1=w1×終値+w2×e1
e2=w1×e1+w2×e2
e3=w1×e2+w2×e3
e4=w1×e3+w2×e4
e5=w1×e4+w2×e5
e6=w1×e5+w2×e6
RoundPriceExp=c1×e6+c2×e5+c3×e4+c4×e3
一般的な移動平均線は算出期間を短く設定して、反応速度を高めるとノイズが多くなる傾向にあります。
算出期間を長く設定するとノイズは少なくなりますが、ラグも大きくなります。
T3の特徴は、反応速度が速い割にノイズも抑えられる点です。
値動きが速い相場でも、ノイズの影響を受けにくいのです。
RoundPriceExpを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
RoundPriceExpのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
RoundPriceExpのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
t3_period |
算出期間 初期値:21 T3移動平均の算出期間を設定します。 |
b |
平滑化因数 初期値:0.7 T3移動平均の感度が変化します。 |
mBar |
表示期間 初期値:3000 インジケーターを表示する期間を設定します。 |
「t3_period」は、T3移動平均の算出期間を設定するための項目です。
小さな値に設定すると、短期的な値動きにもとづいてT3移動平均を算出します。
反対に大きな値に設定すると、長期的な値動きにもとづいた移動平均が表示されます。
「b」は、平滑化因数を設定するための項目です。
設定した値に応じて、T3の値動きに対する感度が変化します。
「mBar」は、インジケーターを表示する期間を設定するための項目です。
3,000に設定した場合、ローソク足3,000本分の期間にT3移動平均のラインが表示されます
まとめ
「RoundPriceExp」の特徴をまとめると以下のようになります。
T3移動平均線を表示する
反応速度対が速く、ノイズが少ない
「RoundPriceExp」は、値動きの変化が激しい相場で取引している方に向いているインジケーターです。
MT4標準の移動平均線のラグに不満がある方は、一度試してみるとよいでしょう。