10WMAと20SMAのクロスをRSI、ストキャスティクス、MACDでフィルタリングした上でシグナルを表示するMT4インジケーター『10Min_011』
更新日時:2019年12月04日 06:182本の移動平均線の交差で、トレンドの方向や始まりを分析する方法は広く知られていますが、相場の状況によってはダマしのシグナルが多くなるため、ほかのインジケーターと組み合わせて使用している方もいるのではないでしょうか。
「10Min_011」は、移動平均線の交差によるシグナルを、ほかのインジケーターでフィルタリングしてチャート上に表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
2本の移動平均線の交差でトレンドを分析している方
移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスによるダマしのシグナルを減らしたい方
この記事ではそういった方のために、「10Min_011」について解説していきます。
10Min_011の概要
「10Min_011」は、10WMAと20SMAのゴールデンクロスおよびデッドクロスをRSI、ストキャスティクス、MACDでフィルタリングした上でシグナルを表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターに関する情報がほぼ無いため、ソースコードをざっと見た感じにはなりますが、具体的なシグナルルールは以下のような感じになります。
まず、10WMAが20SMAを下から上抜けたときに上向きのピンク矢印を、逆に上から下抜けたときに下向きのピンク矢印を表示します。
そして、10WMAが20SMAより上にあるときに・・・
28RSIが52%ラインを上に抜けたときに青のボックスを、ストキャスティクスの%Kが%Dを上に抜けたときに赤のボックスを、MACDがゼロラインを上に抜けたときに白のボックスを表示するようです。(10WMAが20SMAよりも下にある時は逆になります)
最後に、RSIが60ラインを上に抜けたときと40ラインを下抜けたときに白のドットを、ストキャスティクスが80ラインを上に抜けたときと20ラインを下抜けたときにピンクのドットを表示するようです。
複数のインジケーターのシグナルが一緒に表示されるため、使用するには少し慣れが必要かもしれません。
制作者が使用するために作られたインジケーターのような気もしますが、同じような手法を使っている方にはかなり便利なインジケーターではないでしょうか。
10Min_011を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
10Min_011のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
10Min_011のパラメーター解説
「10Min_011」にトレーダーが変更可能なパラメータ項目はありません。
入力項目 | 入力内容 |
無し |
変更可能なパラメーター項目はありません。 |
どうしても変更したい場合は、MetaEditorから直接変更すると良いかと思います。
まとめ
「10Min_011」について解説してきましたが、要点をまとめると以下の通りです。
移動平均線のゴールデンクロスした後に、RSIが52%ラインを上に抜けると青のボックス、ストキャスティクスの%Kが%Dを上に抜けると赤のボックスを、MACDがゼロラインを上に抜けると白のボックスを表示する。
移動平均線のデッドクロスした後に、RSIが48%ラインを下に抜けると青のボックス、ストキャスティクスの%Kが%Dを下に抜けると赤のボックスを、MACDがゼロラインを下に抜けると白のボックスを表示する。
RSIが60以上か40以下の時に白いドットを表示する。
ストキャスティクスが80以上か20以下の時にピンクのドットを表示する。
「10Min_011」は、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスによるダマしのシグナルを、低減させたい方に向いているインジケーターです。
実際の取引で使用する前に、自身が取引している環境でどの程度うまく機能するのか、確認した上で使用した方が良いでしょう。