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6つのテクニカル指標をもとに通貨ペアの強弱を示唆するヒストグラムを表示するMT4インジケーター『arbitrage』

更新日時:2020年03月03日 11:39

arbitrageスクリーンショット


為替相場のレートは各通貨の力関係によって変化しており、通貨ペアの力関係を知ることができれば、レートが動く方向を推測することができます。


「arbitrage」は、そういった通貨の力関係を分析するためのインジケーターで、次のような方に向いています。


  1. 各通貨の力関係を調べたい方

  2. レートが動きそうな方向を分析したい方


上記のような方のためにこの記事では、「arbitrage」について解説していきます。


  1. arbitrageの概要
  2. arbitrageを表示する方法
  3. arbitrageのパラメーター解説
  4. まとめ

arbitrageの概要


「arbitrage」は、MACD、ストキャスティクス、RSI、CCI、RVI、DeMarkerの6つのテクニカル指標をもとに各通貨ペアでどちらの通貨が強気なのかを示唆するヒストグラムを表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターに関する情報がほぼ無いため、どのような計算方法で算出しているのかは不明ですが、非常にシンプルで分かりやすいインジケーターです。


唯一このインジケーターについて言及されていた海外サイトによると、このインジケーターで表示されるヒストグラムは各通貨ペアでの強い通貨と弱い通貨を示唆するようで、上記画像の場合だと、黄色のバーはJPY>USDを表し(価格は下がる)、緑色のバーはJPY<USDを表す(価格は上がる)そうです。


また、このインジケーターはGBP/USD, EUR/USD, USD/JPY, USD/CHF, EUR/JPYの通貨ペアで使用することが出来、時間帯の指定は特にないそうです。


エントリーは、バーの色が黄色から緑色になったときに買いエントリー、逆に緑色から黄色になったときに売りエントリーといったシンプルなルールで行うようです。


arbitrageを表示する方法


まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

arbitrageのダウンロード先は以下となります。


※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。


arbitrage


MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。


MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法


arbitrageのパラメーター解説


arbitrageパラメーター画像


インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。


入力項目 入力内容

Indicator

インジケーター


初期値:INDICATOR_MACD


値を表示するインジケーターを設定します。

TimeFrame

時間足


初期値:0


インジケーターを算出する時間足を設定します。

MACD

MACDのパラメーター

FastEMA

短期EMAの期間


初期値:12


短期EMAの算出期間を設定します。

SlowEMA

長期EMAの期間


初期値:26


長期EMAの算出期間を設定します。

SignalSMA

シグナル平滑化期間


初期値:9


シグナルラインの平滑化を設定します。

MACDPrice

MACDの適用価格


初期値:PRICE_CLOSE


MACDの適用価格を設定します。

Stochastic

ストキャスティクスのパラメーター

Kperiod

%Kの期間


初期値:7


%Kの算出期間を設定します。

Dperiod

%Dの期間


初期値:3


%Dの算出期間を設定します。

Slowing

スローイング期間


初期値:3


スローイング期間を設定します。

PriceField

価格のタイプ


初期値:STO_LOWHIGH


適用する価格を設定します。

RSI

RSIのパラメーター

RSIPeriod

RSIの期間


初期値:14


RSIの算出期間を設定します。

RSIPrice

RSIの適用価格


初期値:PRICE_CLOSE


RSIの適用価格を設定します。

CCI

CCIのパラメーター

CCIPeriod

CCIの期間


初期値:14


CCIの算出期間を設定します。

CCIPrice

CCIの適用価格


初期値:PRICE_CLOSE


CCIの適用価格を設定します。

RVI

RVIのパラメーター

RVIPeriod

RVIの期間


初期値:14


RVIの算出期間を設定します。

DeMarker

デマーカーのパラメーター

DeMarkerPeriod

デマーカーの期間


初期値:14


デマーカーの算出期間を設定します。

ColorBars

カラーバーの有効/無効


初期値:true


falseに設定すると、ローソク足の色の変更が無効になります。

FillBuffers

縦バーの表示/非表示


初期値:true


falseに設定すると縦バーが非表示になります。

AlertsOn

アラートの有効/無効


初期値:false


trueに設定するとアラートが有効になります。


パラメーターの項目がかなり多いですが、インジケーターごとにまとまっているため、設定で戸惑うことも少ないかと思います。


まとめ


「arbitrage」使用する際のポイントを以下にまとめておきましょう。


  1. 緑色のバーは基軸通貨(左の通貨)が強いことを示している。

  2. 黄色のバーは決済通貨(右の通貨)が強いことを示している。

  3. バーの色が変化した時がエントリーのタイミング。


「arbitrage」は、通貨同士の力関係を分析したい方に向いているインジケーターです。


USD/JPYのチャートで導入してパッと見た限りでは、かなり精度の高そうなインジケーターで、大きな利幅を狙えそうですが、実際の取引で使用する前に十分なバックテストを行った方が良いでしょう。

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