200HMA、200SMA、2RSIをもとに各種シグナルを表示するMT4インジケーター『AnyMA_Rsi_R2_Indi_Opt』
更新日時:2020年03月03日 11:33エントリーのタイミングを、簡単に確認できるインジケーターはないだろうかと考えたことはないでしょうか。
「AnyMA_Rsi_R2_Indi_Opt」は、エントリーのタイミングをマーカーで表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
エントリーのタイミングを分析したい方
トレンド方向を分析したい方
そういった方のためにこの記事では、「AnyMA_Rsi_R2_Indi_Opt」について解説していきます。
AnyMA_Rsi_R2_Indi_Optの概要
「AnyMA_Rsi_R2_Indi_Opt」は、名前の通り、様々なテクニカル指標を組み合わせてトレードシグナルを表示するMT4用のインジケーターで、デフォルトでは、期間200のハル移動平均線(HMA)、期間200の単純移動平均線(SMA)、期間2のRSIをもとに各種シグナルを表示します。
このインジケーターを導入すると、画像のように200HMA(ピンク)と200SMA(黄色)の2本の移動平均線と「*」の形と矢印(赤と緑)のシグナルが表示されます。
このインジケーターに関する情報がほぼ無いため、ソースコードをざっと見た限りの情報になりますが、各種シグナルのルールは以下の通りです。
「*」・・・期間2のRSIが75レベル以上または25レベル以下
下向きの赤矢印・・・現在レートが200SMAより下にあるときに、直近ローソク足3本分の期間2のRSIが35レベル以上で上昇方向に連続して更新している
上向きの緑矢印・・・現在レートが200SMAより上にあるときに、直近ローソク足3本分の期間2のRSIが35レベル以下で下降方向に連続して更新している
例えば、下向きの赤矢印であれば、現在レートが200SMAより下にある場合、ローソク足3本分前のRSIが35レベル以上で、2本分前のRSIが3本分前のRSIよりも上にあり、1本分前のRSIが2本分前のRSIより上にあるときに、現在のローソク足に矢印を表示します。
AnyMA_Rsi_R2_Indi_Optを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
AnyMA_Rsi_R2_Indi_Optのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
AnyMA_Rsi_R2_Indi_Optのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Play_Alert |
アラートの有効/無効 初期値:false trueに設定するとアラートが有効になります。 |
Use_Hull_Filter |
HMAフィルターの有効/無効 初期値:true falseに設定するとHMAフィルターが無効になります。 |
Hull_Periods |
HMAの期間 初期値:200 HMAの期間の算出期間を設定します。 |
Hull_Applied_Price |
HMAの適用価格 初期値:0 HMAの適用価格を設定します。 |
Hull_Separation_Pips |
フィルターの閾値 初期値:1 フィルターが有効になるHMAの変動幅を設定します。 |
Ma_Periods |
移動平均の期間 初期値:200 移動平均の算出期間を設定します。 |
Ma_Type |
移動平均の種類 初期値:0 移動平均の算出方法を設定します。 |
Ma_Applied_Price |
移動平均の適用価格 初期値:0 移動平均の算出に用いる価格の種類を設定します。 |
RsiPeriods |
RSIの期間 初期値:2 RSIの算出期間を設定します。 |
Rsi_Applied_Price |
RSIの適用価格 初期値:0 RSIの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
BuyIfDay1RsiBelow |
1期間の上向きの矢印の閾値 初期値:65 上向きの矢印を表示するRSIの閾値を設定します。 |
BuyIfDay3RsiBelow |
3期間の上向きの矢印の閾値 初期値:65 上向きの矢印を表示するRSIの閾値を設定します。 |
SellIfDay1RsiAbove |
1期間の下向きの矢印の閾値 初期値:35 下向きの矢印を表示するRSIの閾値を設定します。 |
SellIfDay3RsiAbove |
3期間の下向きの矢印の閾値 初期値:35 下向きの矢印を表示するRSIの閾値を設定します。 |
CloseBuyIfRsiAbove |
1期間のアスタリスクの閾値 初期値:25 「*」を表示するRSIの閾値を設定します。 |
CloseSellIfRsiBelow |
3期間のアスタリスクの閾値 初期値:25 「*」を表示するRSIの閾値を設定します。 |
ShowBars |
表示範囲 初期値:10000 インジケーターを表示する期間を設定します。 |
「Use_Hull_Filter」をfalseにすると、HMAを使ったフィルタリングがOFFになり、代わりにLSMAが有効になります。
フィルターが作動する条件にHMAの変動幅が含まれており、「Hull_Separation_Pips」はその変動幅の程度を設定するための項目です。
まとめ
「AnyMA_Rsi_R2_Indi_Opt」を使用する際のポイントを、以下にまとめておきます。
移動平均線とRSIにもとづいてシグナルを表示している。
RSIが買われ過ぎ/売られ過ぎの水準に達している場合は「*」を表示する。
レートが200SMAより下にあり、直近ローソク足3本分の期間2のRSIが35レベル以上で連続して上昇している場合は売りシグナル。
レートが200SMAより上にあり、直近ローソク足3本分の期間2のRSIが35レベル以下で連続して下降している場合は買いシグナル。
「AnyMA_Rsi_R2_Indi_Opt」は、順張りでエントリーするためのタイミングを、分析したい方に向いているインジケーターです。
基本的には、赤または緑の矢印でエントリーすると思われますが、このインジケーター単体ではシグナルが多発してダマしにあってしまうため、期間を調整したり、ストキャスティクスなどの他のインジケーターと併用したりすると良いかと思います。