現行トレンドの方向性と勢いを示唆する2本のラインを表示するMT4インジケーター『ang_AZad_Css[cw]』
更新日時:2020年03月02日 11:47算出期間の異なる2本の移動平均線を表示して、トレンドを分析する方法はよく知られていますが、取引環境によっては精度が低く使いにくいこともあります。
「ang_AZad_Css[cw]」は、チャート上に移動平均線のような2本のラインを表示して、トレンドを分析するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの方向や勢いを分析したい方
トレンド相場でのエントリーのタイミングを分析したい方
この記事ではそういった方のために、「ang_AZad_Css[cw]」について解説していきます。
ang_AZad_Css[cw]の概要
「ang_AZad_Css[cw]」は、現行トレンドの方向性と勢いを示唆する移動平均線のようなラインと水平ラインをチャート上に表示するMT4用のインジケーターで、このインジケーターに関する情報がほぼ無いため詳細な計算方法等は分かりませんが、中々精度の高そうなインジケーターです。
似ているインジケーターに「ang_AZad_(C)」というインジケーターがありますが、「ang_AZad_(C)」では2本のラインがサブウィンドウに表示されるのに対し、このインジケーターでは2本のラインがチャート上に表示されます。
このインジケーターについて言及されていた海外サイトによると、青色のラインでトレンドの方向性と勢いを確認し、青色のラインが赤色のラインより上にあるか下にあるかで現行トレンドが上昇トレンドなのか下降トレンドなのかを判断するようです。
基本的には、移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスでエントリーする手法と同じように、赤色のラインと青色のラインでエントリーすると良いかと思います。
ang_AZad_Css[cw]を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ang_AZad_Css[cw]のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ang_AZad_Css[cw]のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
ki |
除数 初期値:4 終値の変化幅を除算する値を設定します。 |
Shift |
水平方向の表示移動 初期値:0 インジケータの表示位置が左右に移動します。 |
zShift |
垂直方向の表示移動 初期値:0 インジケーターの表示位置が上下に移動します。 |
「ki」を小さな値にするとインジケーターの変動幅が大きくなり、小さな値に設定すると変動幅が小さくなります。
相場の状況に合わせて調整しながら使用した方が良いでしょう。
まとめ
「ang_AZad_Css[cw]」を使用する際のポイントをまとめると、以下のようになります。
青色のラインが赤色のラインより上にある場合は上昇トレンド、青色のラインが赤色のラインより下にある場合は下降トレンド発生の可能性を示唆している。
青色のラインが赤色のラインを下から上に抜けた場合は、買いエントリーのシグナル。
青色のラインが赤色のラインを上から下に抜けた場合は、売りエントリーのシグナル。
「ang_AZad_Css[cw]」は、トレンド相場におけるエントリーのタイミングを、分析したい方に向いているインジケーターです。
それなりの精度で分析できるようなので、移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスによるエントリーが上手くいかないという方は、こちらのインジケーターを試してみるのも良いかもしれません。