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2本のラインでサヤ取りのシグナルを表示するMT4インジケーター「SayaBarCrossView」

更新日時:2020年03月04日 11:27

SayaBarCrossViewスクリーンショット


サヤ取りとは、2つの銘柄の価格差の変化を利用して利益をあげる方法です。


「SayaBarCrossView」は、サヤ取りのシグナルを表示するためのインジケーターで、次のような方に向いています。


  1. サヤ取りを為替相場で試してみたい方

  2. サヤ取りのシグナルを分析したい方


この記事では上記のような方のために、「SayaBarCrossView」について解説します。


  1. SayaBarCrossViewの概要
  2. SayaBarCrossViewを表示する方法
  3. SayaBarCrossViewのパラメーター解説
  4. まとめ

SayaBarCrossViewの概要


「SayaBarCrossView」を起動するとサブウィンドウ上に、黄色と赤色のラインが表示されます。


赤色のラインはチャートに表示している通貨ペアと、パラメーターで指定した通貨ペアの価格差を示しており、黄色ラインは赤色のラインを移動平均したものです。


それぞれのラインの算出方法は以下のようになっています。


赤色のライン=(チャートに表示中の通貨ペアの終値/小数点以下の桁数-指定した通貨ペアの終値/小数点以下の桁数)の絶対値


黄色のライン=赤色のラインの移動平均


これら2本のラインの交差がエントリーのシグナルになります。


SayaBarCrossViewを表示する方法


まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

SayaBarCrossViewのダウンロード先は以下となります。


※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。


SayaBarCrossView


MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。


MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法


SayaBarCrossViewのパラメーター解説


SayaBarCrossViewパラメーター画像


インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。


入力項目 入力内容

SetCurrency

通貨ペア


初期値:CHFJPY


価格差を算出する通貨ペアを設定します。

Ma_mode

移動平均の種類


初期値:MODE_SMA


赤色のラインの平滑化方法を設定します。

SmoothMa

平滑化期間


初期値:43


赤色のラインを平滑化する期間を設定します。


「SetCurrency」は価格差を算出する通貨ペアを設定するための項目で、チャートに表示中の通貨ペアを指定してしまうと、インジケーターが表示されなくなりますので注意が必要です。


また、サヤ取りは2つの通貨ペアの間に相関関係があることを前提とした手法であるため、チャートに表示中の通貨ペアと「SetCurrency」で指定した通貨ペアの間に、相関関係がなければ「SayaBarCrossView」はうまく機能しません。


「SmoothMa」についてはインジケーターの開発者によって、43期間に設定することが推奨されていますので、初期設定のまま使用した方が良いでしょう。


まとめ


「SayaBarCrossView」について解説してきましたが、以下に要点をまとめておきます。


  1. サヤ取りのためのインジケーターで、2本のラインの交差がエントリーのシグナル。

  2. チャートに表示中の通貨ペアと、パラメーターで指定した通貨ペアの間に、相関関係が存在しなければ上手く機能しない。


「SayaBarCrossView」は、為替でサヤ取りをしたい方に向いているインジケーターです。


先に解説したように、サヤ取りは2つの銘柄の相関関係を前提とした手法で、2つの通貨ペアの間に相関関係が存在しなければ機能しませんので、インジケーターを使用する前に相関関係が存在するかどうかを調べておきましょう。

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