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2つの通貨ペアの価格差をヒストグラムで表示するMT4インジケーター「SayaBarView」

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SayaBarViewスクリーンショット

2つの通貨ペアの価格の差を、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。

「SayaBarView」は、チャートに表示中の通貨ペアと指定した通貨ペアの差を、ヒストグラムとして表示するインジケーターで次のような方に向いています。

  1. サヤ取りをしている方

  2. 2つの通貨ペアの価格差を分析したい方

この記事では上記のような方のために、「SayaBarView」について解説していきます。

  1. SayaBarViewの概要
  2. SayaBarViewを表示する方法
  3. SayaBarViewのパラメーター解説
  4. まとめ

SayaBarViewの概要

「SayaBarView」を起動するとサブウィンドウ上に、2つの通貨ペアの価格の差を示すヒストグラムが表示されます。

「SayaBarView」は、為替でサヤ取りを行うために開発されたインジケーターです。

サヤ取りとは、相関関係のある2つの銘柄の価格差が平時より大きくなった場合や、小さくなった場合に2つの銘柄で両建てして利益をあげる手法です。

両建てすることによって、得られる利益が少なくなる可能性がありますが、暴落などの予期しない急激な動きが発生した際の致命的な損失を避けられるメリットもあります。

「SayaBarView」の算出方法は以下の通りです。

SayaBarView=(チャートに表示中の通貨ペアの終値/小数点以下の桁数-指定した通貨ペアの終値/小数点以下の桁数)の絶対値

「SayaBarView」は、上記の方法で算出した値をヒストグラムとして表示しています。

SayaBarViewを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

SayaBarViewのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

SayaBarView

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

SayaBarViewのパラメーター解説

SayaBarViewパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

SetCurrency

通貨ペア

初期値:CHFJPY

価格差を算出する通貨ペアを設定します。

SetPips

ピップスで比較

初期値:true

falseに設定するとpipsによる価格差の算出が無効になります。

Currency_kakesu

通貨ペアの乗数

初期値:1

「SetPips」をfalseに設定した際の通貨ペアの乗数を設定します。

SetCurrency_kakesu

比較する通貨ペアの乗数

初期値:1

「SetPips」をfalseに設定した際の比較対象の通貨ペアの乗数を設定します。

「SetPips」をtrueに設定している場合は、先に紹介したような算出方法で価格差を算出しますが、falseに設定した場合は、SayaBarView=(チャートに表示中の通貨ペアの終値×「Currency_kakesu」-指定した通貨ペアの終値×「SetCurrency_kakesu」)の絶対値という方法で価格差を算出します。

まとめ

「SayaBarView」について解説してきましたが、最後に要点をまとめておきましょう。

  1. サヤ取り用のインジケーターとして開発された。

  2. 2つの通貨ペアの価格差をヒストグラムで表示する。

「SayaBarView」は、2つの通貨ペアの価格差を確認して、サヤ取りを行いたい方に向いているインジケーターです。

サヤ取りを行うためには、2つの通貨ペアの間に相関関係が存在することが前提になりますので、ピアソン係数などで相関関係の有無を調べてから通貨ペアを設定する必要がありますので、使用する際は注意しましょう。