天井と底に対象期間の異なる複数のシグナルを表示するMT4インジケーター『3_Level_ZZ_Semafor』
更新日時:2019年12月16日 02:59ZigZagは相場の波動を分析する際に、用いられるインジケーターで、MT4に標準でインストールされています。
「3_Level_ZZ_Semafor」は、算出期間の異なる3種類のジグザグをベースにしたインジケーターで以下のような方に向いています。
相場の底や天井を捉えたい方
逆張り系の手法を使用している方
この記事では上記のような方のために、「3_Level_ZZ_Semafor」について解説していきます。
3_Level_ZZ_Semaforの概要
「3_Level_ZZ_Semafor」は、チャートの天井と底に対象期間の異なる①~③のシグナルを表示する逆張り向けのMT4用のインジケーターで、画像では正確に天井と底を捉えているように見えますが、リペイントするため注意が必要です。
単純に直近の高値・安値に①~③のシグナルを表示しているだけなので、高値更新および安値更新するとリペイントされてしまいます。
よって、使用の際には①~③のシグナルが表示されたらエントリーするのではなく、他のインジケーターでフィルタリングした上でエントリーすることが必要不可欠になります。
このインジケーターは高値更新および安値更新をしただけでリペイントしてしまうため、必ず他のインジケーターでフィルタリングをした上で使用するようにしましょう。
3_Level_ZZ_Semaforを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
3_Level_ZZ_Semaforのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
3_Level_ZZ_Semaforのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Period1 |
ZigZag①の対象期間 初期値:5 ①でシグナルを検出する期間を設定します。 |
Period2 |
ZigZag②の対象期間 初期値:13 ②でシグナルを検出する期間を設定します。 |
Period3 |
ZigZag③の対象期間 初期値:34 ③でシグナルを検出する期間を設定します。 |
Dev_Step_1 |
ZigZag①のDeviationとBackstep 初期値:1,3 ZigZag①の転換率と反転を検出する期間を設定します。 |
Dev_Step_2 |
ZigZag②のDeviationとBackstep 初期値:8,5 ZigZag②の転換率と反転を検出する期間を設定します。 |
Dev_Step_3 |
ZigZag③のDeviationとBackstep 初期値:21,12 ZigZag③の転換率と反転を検出する期間を設定します。 |
Symbol_1_kod |
ZigZag①のシグナルの形 初期値:140 ①のシグナルを検出した際に表示するマーカーの種類を設定します。 |
Symbol_1_kod |
ZigZag②のシグナルの形 初期値:141 ②のシグナルを検出した際に表示するマーカーの種類を設定します。 |
Symbol_1_kod |
ZigZag③のシグナルの形 初期値:142 ③のシグナルを検出した際に表示するマーカーの種類を設定します。 |
Depthの設定はできませんが、通常のZigZagに似たのパラメーターになっているため、ZigZagを使用したことのある方であれば、設定で戸惑うことも少ないかと思います。
デフォルトでは①→③の順で対象とする期間が短くなるように設定されており、特にこだわりが無ければ変更せずに使用すると良いかと思います。
まとめ
「3_Level_ZZ_Semafor」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
算出期間の異なる3つのZigZagがベースになっている。
相場の底と天井にドットを表示する。
ドットはリペイントされる。
「3_Level_ZZ_Semafor」は、相場の底や天井を捉えたい逆張り派の方に向いているインジケーターです。
先に解説したように、このインジケーターが表示するドットはリペイントされるため、他のインジケーターと組み合わせて使用することをおすすめします。