1日、5日、10日、20日、60日のADRとサポート・レジスタンスとして使えるそれぞれの値を1/2、3/4した値を表示するMT4インジケーター『ADR_SL-NoLine』
更新日時:2019年12月31日 03:251日の平均的な値幅を把握しておくことで、取引のプランを練る際に現実的な利益確定水準を設定することができます。
「ADR_SL-NoLine」は、一定期間中の1日の平均値幅とサポート/レジスタンス水準を表示するインジケーターで次のような方に向いています。
デイトレードなどの短期取引を行っている方
1日の平均値幅を考慮したサポートやレジスタンス水準を調べたい方
上記のような方のためにこの記事では、「ADR_SL-NoLine」の使い方について解説していきます。
ADR_SL-NoLineの概要
「ADR_SL-NoLine」は、その名の通り1日、5日、10日、20日、60日のそれぞれのADR(Average Day Range)と、サポートおよびレジスタンスとして使用できるそれぞれの日数のADRを1/2、3/4した値をチャート上部にテキストで表示するMT4用のインジケーターで、画像のように、先ほどの1日から60日までのADRと本日のADR、そしてそれぞれの値を1/2、3/4した値がテキストで表示されます。
ちなみにADR(Average Day Range)とは、1日の平均値幅のことで、各通貨ペアごとに1日に動く合計値幅が大体決まっているという考えに基づいて求められています。
ただし、今日はまだ1日の平均値幅に達していないのでこれからまだまだ動くだろう、といった考えで使用するのではなく、あくまで1日のトレードプランの目安程度に捉えて使用すると良いでしょう。
求めるのが大変で見落としがちなADRを意識しながらトレードすることができ、表示される場所もチャートの上部で邪魔になりにくいため、トレードのスタイルに関わらず活用できるかと思います。
ADR_SL-NoLineを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ADR_SL-NoLineのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ADR_SL-NoLineのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Risk_to_Reward_rratio |
リスクリワード比 初期値:3 リスクリワード比のリワードの比率を設定します。 |
「ADR_SL-NoLine」の表示位置やテキストの大きさ、色の変更はできません。
まとめ
「ADR_SL-NoLine」の使い方やパラメータの設定方法について解説してきましてきましたが、最後に要点をまとめておきます。
複数の期間のADRを一覧で表示できる。
各ADRを1/2、2/3した値を表示する。
テキストの表示位置や大きさ、色の変更はできない。
「ADR_SL-NoLine」は、ADRや価格が反転する可能性のある水準を、一目で確認できるようにしておきたいという方に向いているインジケーターです。
1日の値幅が収まりやすい値である2/1、3/4のADRを確認でき、トレードプランが立てやすくなるため、デイトレードなどの短期取引を行っている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。