買われ過ぎ/売られ過ぎ水準にボリンジャーバンドを使用するRSIを表示するMT4インジケーター『alx_RSI_BANDS_MA』
更新日時:2020年01月11日 11:57RSIの買われ過ぎ水準や売られ過ぎ水準は、一般的に30と70、20と80のように固定値が用いられていることが多いですが、これらの水準を相場に合わせて調整してくれるRSIがあればと考えたことはないでしょうか。
「alx_RSI_BANDS_MA」は、ボリンジャーバンドを買われ過ぎ水準/売られ過ぎ水準として使用するインジケーターで、次のような方に向いています。
RSIの買われ過ぎ水準/売られ過ぎ水準を相場に合わせて最適化したい方
ノイズの少ないRSIを探している方
上記のような方のためにこの記事では「alx_RSI_BANDS_MA」について解説していきます。
alx_RSI_BANDS_MAの概要
「alx_RSI_BANDS_MA」は、サブウィンドウに通常のRSIと平滑化したRSI、RSIをもとに算出したボリンジャーバンドを買われ過ぎ/売られ過ぎ水準として表示するインジケーターで、それらの直近の値はチャート左上にテキストとして表示されます。
デフォルトでは、期間8のRSI、期間8で平滑化したRSI、期間20のボリンジャーバンドが表示されます。
また、このインジケーターの使い方が海外サイトで紹介されており、RSIが買われ過ぎのエリアにあるときに下向きで平滑化したRSIとクロスした場合、売りでエントリーをするようで、買いエントリーの場合は逆になります。
さらに、チャート上の移動平均線(別途表示させる)とこのインジケーターで表示されるサブウィンドウ内の平滑化したRSIが同じ期間に設定されていて乖離している場合、それは非常に良い状況を示唆し、日足、4時間足、1時間足、5分足のチャートでシグナルが出るか見てみることが推奨されていました。
alx_RSI_BANDS_MAを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
alx_RSI_BANDS_MAのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
alx_RSI_BANDS_MAのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「alx_RSI_BANDS_MA」のパラメーターは、それぞれの指標を算出する期間を設定する項目と、RSIの平滑化方法を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
RSI_Per |
RSIの期間 初期値:8 価格に対するRSIの反応速度が変化します。 |
MA_Per |
RSIの平滑化期間 初期値:8 RSIを平滑化する期間を設定します。 |
Bands_Per |
ボリンジャーバンドの期間 初期値:20 |
SmoothType |
平滑化方法 初期値:0 RSIの平滑化に用いる移動平均の種類を設定します。 |
「SmoothType」は、0=SMA(単純移動平均)、1=EMA(指数平滑移動平均)、2=SMMA(平滑移動平均)、3=LWMA(加重移動平均)の中から番号で指定する必要があり、それ以外の値は無効になりますので注意しましょう。
まとめ
「alx_RSI_BANDS_MA」の使い方やパラメーターについて解説しましたが、以下にこのインジケーターを使用する上でのポイントをまとめておきます。
買われ過ぎ/売られ過ぎ水準にボリンジャーバンドを使用している。
RSIが買われ過ぎのエリアにあるときに下向きで平滑化したRSIとクロスした場合、売りエントリーのシグナル。
RSIが売られ過ぎのエリアにあるときに上向きで平滑化したRSIとクロスした場合、買いエントリーのシグナル。
「alx_RSI_BANDS_MA」は、買われ過ぎ/売られ過ぎ水準としてボリンジャーバンドを使用しているため、ボラティリティーの変化が激しい相場で、RSIを使用している方に向いているインジケーターです。
注意が必要なのは、平滑化したRSIと通常のRSIがクロスしたように見えても、ローソク足が未だ確定していない場合には、そのままクロスせずに反転してしまうことがある点で、ローソク足が確定したのを確認してからエントリーした方がよいでしょう。