通貨ペアの相関にもとづいて通貨の強さを測定するMT4インジケーター「Brooky_Strength_rev_1」
更新日時:2020年01月28日 03:49為替取引は相対的な取引であるため、程度の違いはあるもののそれぞれの通貨ペアには相関関係が存在します。
通貨ペアの相関関係に注目することで、特定の通貨ペアの強さを測定することが可能になります。
「Brooky_Strength_rev_1」は、上記のような方法を用いて特定の通貨ペアの強さを測定するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
特定の通貨ペアの強さを測定したい方
どの通貨ペアを取引すべきか分析したい方
以上のような方のためにこの記事では、「Brooky_Strength_rev_1」について解説していきます。
Brooky_Strength_rev_1の概要
「Brooky_Strength_rev_1」は、7つのクロス通貨の情報をもとに、指定した通貨の強弱を示唆するラインをサブウィンドウに表示するMT4用のインジケーターで、クロス通貨を意識してトレードしている人に最適なインジケーターです。
このインジケーターでは、パラメーター設定画面から、強弱を確認したい通貨のクロス通貨を7つ指定します。
例えば、USDの強弱を示唆するラインを表示させたい場合、パラメーター設定画面にUSDのクロス通貨を7つ設定することになります。
短期移動平均線と長期移動平均線の値を比較して、通貨ペア別の評価を数値化し、その数値を合計した値を平滑化したものが水色のラインとしてチャート上に表示されます。
インジケーターの値が上昇している場合はUSDが買われている状態、反対に下降している場合は売られている状態を示しています。
Brooky_Strength_rev_1を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Brooky_Strength_rev_1のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Brooky_Strength_rev_1のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Author_Site |
Forex-Indicators.weebly.com |
Major_USD |
Usd as Major 3 Pairs |
maj_pair1 |
メジャー通貨ペア1 初期値:USDCHF 1つ目のメジャー通貨ペアを設定します。 |
maj_pair2 |
メジャー通貨ペア2 初期値:USDJPY 2つ目のメジャー通貨ペアを設定します。 |
maj_pair3 |
メジャー通貨ペア3 初期値:USDCAD 3つ目のメジャー通貨ペアを設定します。 |
Minor_USD |
Usd as Minor 4 Pairs |
min_pair1 |
マイナー通貨ペア1 初期値:AUDUSD 1つ目のマイナー通貨ペアを設定します。 |
min_pair2 |
マイナー通貨ペア2 初期値:EURUSD 2つ目のマイナー通貨ペアを設定します。 |
min_pair3 |
マイナー通貨ペア3 初期値:GBPUSD 3つ目のマイナー通貨ペアを設定します。 |
min_pair4 |
マイナー通貨ペア4 初期値:NZDUSD 4つ目のマイナー通貨ペアを設定します。 |
Checking_MAs |
Fast v Slow Checks |
slow_check_ma |
長期移動平均線算出期間 初期値:55 長期移動平均線期間を設定します。 |
fast_check_ma |
短期移動平均線算出期間 初期値:34 短期移動平均線の算出期間を設定します。 |
Data_Smoothie |
Smoothing Line |
sig_smooth |
シグナルライン平滑化期間 初期値:15 シグナルラインの平滑化期間を設定します。 |
Checking_TF |
Timeframe 0 is current |
check_tf |
移動平均線の時間足 初期値:0 移動平均線を算出する時間を設定します。 |
「Major_USD」「Minor_USD」となっていますが、それぞれの通貨ペアを変更することでUSD以外の任意の通貨の強さを測定することができます。
また、「Major_USD」「Minor_USD」ともに通貨ペアの強さの測定方法は変わらないため、どちらにどの通貨ペアを入力するのかこだわる必要はありません。
まとめ
「Brooky_Strength_rev_1」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
インジケーターの値が上昇している場合は測定している通貨が買われている状態。
インジケーターの値が下降している場合は測定している通貨が売られている状態。
マルチタイムフレーム分析に対応している。
「Brooky_Strength_rev_1」は、相関関係にもとづいて特定の通貨の強さを測定することができるため、相場観を構築してどの通貨を取引すべきか検討する際に活用することができます。
このインジケーターは取引のシグナルを発するものではないため、情報を補完するための補助的なインジケーターとして扱った方が良いでしょう。