200EMAと5EMAのクロスをRSIでフィルタリングしてシグナルを出すMT4インジケーター『m5_cash_m15』
更新日時:2019年11月15日 10:26移動平均線によるゴールデンクロスやデッドクロスでトレンドを分析しているものの、ダマしのシグナルが多くて、使いにくいと感じたことはないでしょうか。
「m5_cash_m15」は、移動平均線によるゴールデンクロスやデッドクロスによるシグナルを、フィルタリングした上で矢印として表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
トレンドフォロー系の手法を使用している方
移動平均線のゴールデンクロスやデッドクロスによるダマしのシグナルを低減させたい方
移動平均線を使ってトレンドを分析している方
この記事では、「m5_cash_m15」の見方やパラメーターの設定方法について解説していきます。
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m5_cash_m15の概要
「m5_cash_m15」は、期間5の指数平滑移動平均線(EMA)と期間200の指数平滑移動平均線(EMA)がクロスしたときに、RSI12のフィルタリングをした上でシグナルを出すMT4用のインジケーターで、基本的には、5EMAが200EMAを下から突き抜けたときにRSIが買われすぎでなければ上向きの緑矢印を、逆に5EMAが200EMAを上から突き抜けたときにRSIが売られすぎでなければ下向きの赤矢印を表示します。
5EMAと200EMAを使用するため、シグナルの頻度が低い上にレンジ相場ではダマしのシグナルが多発しますが、場合によっては大きく利益を上げることができるでしょう。
また、EMAとRSIのパラメーターはそれぞれ変更することができるので、EMAを好きな期間を設定したり、RSIの値を変更してフィルタリングの強さを調節したりすることもできます。
m5_cash_m15を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
m5_cash_m15のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
m5_cash_m15のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
FasterEMA |
短期指数平滑移動平均線の算出期間 初期値:5 値を大きくすると価格に対する短期指数平滑移動平均線の反応が緩やかになります。 |
SlowerEMA |
長期指数平滑移動平均線の算出期間 初期値:200 値を大きくすると価格に対する長期指数平滑移動平均線の反応が緩やかになります。 |
RSIPeriod |
RSIの算出期間 初期値:12 値を大きくするとRSIによるフィルタリングの効果が強くなります。 |
Alerts |
アラートの有効/無効 初期値:true falseに設定するとアラートが無効になります。 |
デフォルトでは5EMA, 200EMA, RSI 12が設定されていますが、RSI 12ではあまりフィルターとして機能していないようなので調整したほうが良いかもしれません。
まとめ
「m5_cash_m15」を使用する際のポイントをまとめると以下のようになります。
RSIをフィルターとして使用している。
移動平均線の算出方法や適用価格は固定されている。
ゴールデンクロスがあった箇所には上向きの緑矢印が表示される。
デッドクロスがあった箇所には下向きの赤矢印が表示される。
「m5_cash_m15」は、移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスでトレンドを分析しているものの、ノイズやダマしのシグナルに悩まされているという方に向いているインジケーターです。
移動平均線の種類は変更できませんがシンプルにまとめられている良さげなインジケーターで、EMAのクロス手法を使っている方にとっては非常に魅力的かと思います。