値動きの転換をアラートで通知するMT4インジケーターを表示する「Trendsignal_version_2」
更新日時:2019年10月23日 05:15「Trendsignal_version_2」は、値動きの方向が変わったポイントに、矢印を表示するインジケーターでPankaj Bhabanによって開発されました。
「Trendsignal_version_2」は、次のような方に向いているインジケーターです。
値動きの転換を捉えたい方
値動きの転換をアラートで通知できるインジケーターを探している方
こういった方のために、この記事では「Trendsignal_version_2」の見方やパラメーターについて解説していきます。
Trendsignal_version_2の概要
インジケータを起動すると、値起きの方向に応じた矢印が表示されます。
価格が下降から上昇に転換した場合は上向きの水色の矢印、上昇から下降に転換した場合は下向きのピンクの矢印が表示されます。
また、それぞれの矢印は直線で結ばれ、zigzagのように表示されます。
「Trendsignal_version_2」の算出方法は以下の通りです。
SsMax = 直近の高値と「SSP」期間前の高値の内、高い方の値
SsMin = 直近の安値と「SSP」期間前の安値の内、低い方の値
K=33 - 「Risk」
smin = SsMin + (高値 - 安値) × K / 100
smax = SsMax - (SsMax - SsMin) × K / 100
終値がsminより低い場合、下降を検出
終値がsmaxより高い場合、上昇を検出
以上のような仕組みで上昇と下降を検出し、上昇と下降が切り替わったポイントに矢印が表示されます。
インジケーターの開発者は「Trendsignal_version_2」を使用する場合、チャートの時間枠を1時間足から4時間足に設定することを推奨していますので、使用する際はこれらの時間枠にチャートを設定しましょう。
また、開発者によると通貨以外にも、コモディティー市場でも使用できるとのことです。
Trendsignal_version_2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Trendsignal_version_2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Trendsignal_version_2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「Trendsignal_version_2」のパラメーターは、高値/安値の検出方法に関する項目と、メール通知に関する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
RISK |
Kの減数 初期値:3 インジケーターの値を大きく設定ほど、より大きなスイングを捉えるようになります。 |
SSP |
「Range」算出期間 初期値:9 値を大きくするほど、小さな値動きを検出しにくくなります。 |
Enablemail |
メール通知の有効/無効 初期値:false trueに設定するとメール通知機能が有効になります。 |
初期設定状態の「Trendsignal_version_2」のラインは、白で表示される設定になっているため、チャートの背景色を白に設定している場合は、背景色を変更するかラインの色を変更しましょう。
ラインの色を変更する場合は、「表示中のインジケーター」→「Trendsignal_version_2」→「色の設定」から「2」の色を「white」以外に設定することでラインの色を変更できます。
メール通知機能に関しては、有効/無効の設定ができますが、画面表示によるアラートは無効にすることはできません。
まとめ
「Trendsignal_version_2」の見方やパラメーターについて解説しましたが、ポイントをまとめると以下の通りです。
値動きが転換したポイントに、転換した方向に応じた矢印を表示する
チャートの時間枠を1時間足か4時間足に設定する
コモディティー市場でも使用できる
「Trendsignal_version_2」は、1時間足や4時間足チャートで、価格の転換を捉えたい方に向いているインジケーターです。
反対に、5分足チャートや日足チャートをメインに使用している方には、向いていないインジケーターと言えます。