値動きの方向が転換した箇所に矢印を表示するMT4インジケーター「Trendsignal」
更新日時:2019年10月24日 10:58「Trendsignal」はトレンドの方向が切り替わった箇所に、矢印を表示するインジケーターです。
「Trendsignal」は、以下のような方に向いています。
トレンドの転換を分析したい方
チャートに張り付いているのが難しい方
こういった方のために「Trendsignal」の使い方や、パラメーターの設定方法について解説していきます。
Trendsignalの概要
インジケーターを起動するとチャート上に2種類の矢印が表示されます。
値動きが下降から上昇に切り替わったポイントには、上向きの水色の矢印が表示され、上昇から下降に切り替わったポイントには、下向きのピンクの矢印が表示されます。
「Trendsignal」は以下のような仕組みで矢印を表示しています。
SsMax = 直近の高値と「SSP」期間前の高値の内、高い方の値
SsMin = 直近の安値と「SSP」期間前の安値の内、低い方の値
K=33 - 「Risk」
smin = SsMin + (高値 - 安値) × K / 100
smax = SsMax - (SsMax - SsMin) × K / 100
終値がsminより低い場合、下降を検出
終値がsmaxより高い場合、上昇を検出
上記のような方法で上昇と下降を検出し、値動きの方向が切り替わった場合に、矢印を表示します。
また、新しい矢印が表示された際にはアラートで通知します。
Trendsignalを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Trendsignalのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Trendsignalのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
RISK |
Kの減数 初期値:3 インジケーターの値を大きく設定するほど、より大きなスイングを捉えるようになります。 |
CountBars |
インジケーターを表示する期間 初期値:350 値を大きくするほど、過去にさかのぼってインジケーターを算出します |
Alert_Delay_In_Seconds |
アラートが発せられるまでの時間 初期値:0 シグナルを検出してからアラートを発するまでの時間を秒単位で設定します |
Enablemail |
メール通知の有効/無効 初期値:true falseに設定するとメール通知が無効になります |
subjectUp |
上昇アラートのメッセージ 初期値:Buy signal 上昇アラートが発せられた際に表示されるメッセージを設定 |
subjectDown |
下降アラートのメッセージ 初期値:Sell signal 下降アラートが発せられた際に表示されるメッセージを設定 |
textUp |
上昇時のメール文 初期値:long 上昇時に送信されるメールのメッセージを設定します。 |
textDown |
下降時のメール文 初期値:Short 上昇時に送信されるメールのメッセージを設定します。 |
初期設定の状態ではメール通知が有効になっていますので、必要ない場合は「Enablemail」で無効にしておきましょう。
バックテストを行う場合は、「CountBars」の値を大きくしてインジケーターを表示する範囲を広げると良いでしょう。
まとめ
「Trendsignal」の使い方やパラメーターの設定について解説しましたが、要点をまとめると以下のようになります。
矢印でトレンドが転換した方向を表示
トレンドの転換をアラートで通知
メール通知は無効にできる
「Trendsignal」は、トレンドの転換を分析したい方や、チャートに張り付いているのが難しい方に、向いているインジケーターです。
エントリーのタイミングを、計るためのインジケーターではありませんので、他のインジケーターと組み合わせて、使用した方が良いでしょう。