2本のEMAとRSIのクロスを通知するMT4インジケーター『rsi_ma_trade_sist_chart』
更新日時:2019年10月30日 08:23「rsi_ma_trade_sist_chart」は、チャート上に算出期間の異なる2本の指数平滑移動平均線(EMA)とRSIを表示して、トレンドを分析するインジケーターです。
「rsi_ma_trade_sist_chart」は、以下のような方に向いています。
トレンドフォロー型の手法を使用している方
移動平均線のゴールデンクロス/デッドクロスを分析に取り入れている方
RSIをよく使用する方
この記事では、上記のような方のために「rsi_ma_trade_sist_chart」の使用方法やパラメーターの設定方法について解説します。
rsi_ma_trade_sist_chartの概要
インジケーターを起動すると短期EMAが青色、長期EMAが赤色、RSIが黄緑色のラインで表示されます。
「rsi_ma_trade_sist_chart」は、2本のEMAとRSIがクロスして尚且つ下から短期EMA・RSI・長期EMAの順に並んだ時に下向きの矢印を表示します。
逆に上から短期EMA・RSI・長期EMAの順に並んだ時に上向きの矢印を表示し、チャート上での通知機能やメールでの通知機能も用意されています。
RSIと短期・長期EMAの各パラメーターを設定できるので、トレンドフォロー型の手法を使ってトレードしている人には便利なインジケーターですが、トレンドの方向感が無い横ばいの相場では騙しのシグナルが多発するため注意が必要です。
rsi_ma_trade_sist_chartを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
rsi_ma_trade_sist_chartのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
rsi_ma_trade_sist_chartのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
FastEMA |
短期EMAの算出期間 初期値:5 値を大きくすると短期EMAの価格に対する反応が緩やかになります. |
SlowEMA |
長期EMAの算出期間 初期値:12 値を大きくすると長期EMAの価格に対する反応が緩やかになります。 |
RSIPeriod |
RSIの算出期間 初期値:21 値を大きくすると価格に対するRSIと反応が緩やかになります。 |
Shift |
インジケーターのシフト 初期値:1 インジケーターの表示位置が左右に変化します。 |
Alerts |
アラート機能の有効/無効 初期値:true falseに設定するとアラート機能が無効になります。 |
Text_BUY |
買いシグナルのメッセージ 初期値:BUY signal text 買いシグナルが発せられた際に表示されるメッセージを設定します。 |
Text_SELL |
売りシグナルのメッセージ 初期値:SELL signals text 売りシグナルが発せられた際に表示されるメッセージを設定します。 |
Send_Mail |
メール通知の有効/無効 初期値:false trueに設定するとメール通知が有効になります。 |
subject |
メールのタイトル 初期値:subject text アラートメールのタイトルを設定します。 |
Send_Notification |
プッシュ通知の有効/無効 初期値:false trueに設定するとプッシュ通知が有効になります。 |
初期設定の状態ではアラート通知が有効になっていますが、メール通知やプッシュ通知は無効になっていますので、必要な場合はパラメーターをtrueに変更しておきましょう。
まとめ
「rsi_ma_trade_sist_chart」を使用する際のポイントは以下の通りです。
上から順に短期EMA、RSI、長期EMAの順に並んだ場合、買いを意味する上向きの矢印が表示される。
上から順に長期EMA、RSI、短期EMAの順に並んだ場合、売りを意味する下向きの矢印が表示される。
持ち合い相場ではノイズが多くなるため注意が必要。
「rsi_ma_trade_sist_chart」は、トレンドフォロー型の手法を使用している方に、向いているインジケーターです。
実際の取引で使用する前にテストを行って、どの程度うまく機能するのか確認しておくことをおすすめします。