高値/安値に水平のラインを表示するMT4インジケーター「ZZ_SR_TL_Indicator」
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チャート上に存在する主要な高値/安値といった水準は、テクニカル分析において心理的な節目とされ、それらの水準付近にトレーダーの注文が集中することが多いことから、買いと売りの攻防が起こりやすく、そういった水準を価格がブレイクするにせよしないにせよその結果はその後の展開に大きな影響を与えます。
そういった主要な水準に自動的に水平のラインを表示するインジケーターが「ZZ_SR_TL_Indicator」で、以下のような方に向いています。
主要な高値/安値を損切や利食い水準に設定している方
ブレイクアウト系の手法を使用している方
ジグザグを使用したことがある方
以上のような方のために、「ZZ_SR_TL_Indicator」について解説します。
ZZ_SR_TL_Indicatorの概要
インジケーターを起動すると、チャート上の主要な高値/安値の水準に水平な赤いラインが表示されます。
「ZZ_SR_TL_Indicator」はジグザグを使用して価格を検出しています。
主要な高値/安値をブレイクするかしないかによってその後の相場の展開が変わっていくため、そういった水準の周辺に利益確定水準や損切り水準を設定することは、テクニカル的に説得力のある方法と言えるでしょう。
ZZ_SR_TL_Indicatorを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ZZ_SR_TL_Indicatorのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ZZ_SR_TL_Indicatorのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「ZZ_SR_TL_Indicator」のパラメーターは、時間枠を設定するための項目と算出期間を設定するための項目、ジグザグの設定を行う項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
TimeFrame |
時間枠 初期値:15 高値/安値を検出する時間枠を設定します。 |
BarsMax |
算出期間 初期値:144 高値/安値を検出する期間を設定します。 |
ExDepth |
デプス 初期値:12 値動きを検出する最小の値幅を設定します。 |
ExDeviation |
ディビエーション 初期値:5 偏差を設定します。 |
ExBackstep |
バックステップ 初期値:3 反転を検出する期間を設定します。 |
「TimeFrame」は、価格を検出する時間枠を設定するための項目です。
時間枠は分単位で設定する必要があり、4時間足に設定する場合は240を入力します。
「BarsMax」は価格を検出する期間を設定するための項目で、期間はローソク足の本数で指定します。
高値/安値を検出する値幅については「ExtDepth」で指定することで、ノイズレベルの変動をフィルタリングすることができます。
まとめ
「ZZ_SR_TL_Indicator」の特長をまとめると次のとおりです。
主要な高値/安値を自動的に検出してラインを表示する。
価格の検出にはジグザグが用いられている。
「ZZ_SR_TL_Indicator」は、主要な高値/安値に損切り水準や利益確定水準を設定しているトレーダーに向いているインジケーターです。
単体で使用できるインジケーターではないので、他のインジケーターや分析の補助として使用した方が良いでしょう。