値動きの方向と勢いを1つのMT4インジケーターで表示する「TrendManagerOpen2」
更新日時:2019年10月17日 11:46「TrendManagerOpen2」は、長期の価格の変化と短期の価格変化をもとに、値動きの方向と勢いを表示するインジケーターです。
「TrendManagerOpen2」は、以下のような方に向いています。
値動きの方向と勢いを調べたい方
値動きの方向と勢いを、1つのインジケーターで調べたい方
ノイズの少ないインジケーターを探している方
この記事では、「TrendManagerOpen2」の使い方やパラメーターについて解説していきます。
TrendManagerOpen2の概要
インジケーターを起動すると、値動きに応じて色が変化するヒストグラムがチャート上に表示されます。
「TrendManagerOpen2」の算出方法は以下の通りです。
MiddlePrice=(N期間高値+N期間安値)×0.5
M1=「TM_Period_1」期間のMiddlePrice
M1b=M1を「TM_Shift_1」期間シフトした値
M2=「TM_Period_2」期間のMiddlePrice
M1b=M2を「TM_Shift_2」期間シフトした値
diff1=(M1-M1b)
diff2=(M2-M2b)
diff1×diff2<1の場合、SpanA=(M1+M2)×0.5、SpanA=SpanA
diff1×diff2>0の場合、SpanA=(M1+M2)×0.5、SpanB=(M1b+M2b)×0.5
SpanAとSpanBの差をもとにヒストグラムを表示。
青色のヒストグラムが表示されている場合は、価格が上昇傾向にあることも示しており、赤色のヒストグラムが表示されている場合は、価格が下降傾向にあることを示しています。
ヒストグラムが点の様になり、水平に並んで表示されている場合は、相場に方向感がない状態です。
また、長いヒストグラムは相場に勢いがあることを示しており、短いヒストグラムは勢いが弱いことを示しています。
TrendManagerOpen2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TrendManagerOpen2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TrendManagerOpen2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「TrendManagerOpen2」のパラメーターは、「MiddlePrice」の算出期間を設定する項目と、「MiddlePrice」をシフトする期間を設定する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
TM_Period_1 |
短期MiddlePriceの算出期間 初期値:7 値を大きくすると、短期的な値動きに対する反応が緩やかになります。 |
TM_Shift_1 |
短期MiddlePriceをシフトする期間 初期値:2 ヒストグラムの長さが変化します。 |
TM_Period_2 |
長期MiddlePriceの算出期間 初期値:13 値を大きくすると、長期的な値動きに対する反応が緩やかになります。 |
TM_Shift_2 |
長期MiddlePriceをシフトする期間 初期値:1 ヒストグラムの長さが変化します。 |
ヒストグラムの長さについては、「TM_Shift_1」や「TM_Shift_2」を変更すると変わるため、周りのヒストグラムとの相対的な長さをもとに判断する必要があります。
「TM_Period_1」や「TM_Period_2」の値を大きくすると、ノイズが少なくなりますが、価格への反応も緩やかになりますので、留意しておきましょう。
まとめ
「TrendManagerOpen2」の見方をまとめると以下の通りです。
青色のヒストグラムは価格が上昇していることを示している
赤色のヒストグラムは価格が下降していることを示している
ヒストグラムの長さは値動きの勢いを示している
値動きの方向と勢いを調べたい方に向いているインジケーターで、トレンドフォロー型の手法をよく使用するという方であれば、活用できる場面も多そうです。