標準偏差とブルパワー・ベアパワーでトレンドの方向を分析するMT4インジケーターを表示する「Trend23SEP05」
更新日時:2020年05月05日 09:49トレンドの始まりと方向を、分析できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Trend23SEP05」は買いと売りの力関係と、標準偏差にもとづいてトレンドの方向を分析するためのインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの始まりを分析したい方
トレンドの方向を分析したい方
トレンドフォロー型の手法を使用している方
上記のような方のためにこの記事では、「Trend23SEP05」について解説します。
Trend23SEP05の概要
「Trend23SEP05」を起動すると買いと売りの差を示す青色のラインと、標準偏差を示す赤色のラインが表示されます。
「Trend23SEP05」の算出方法は以下の通りです。
標準偏差=(現在の価格-「Power_Price_0_6」)の「Bands_Period」期間の標準偏差
売りと買いの差=-(直近の安値-「Power_Period」期間EMA)-(直近の高値-「Power_Period」期間EMA)
青色のラインが赤色のラインを下から上に抜けた場合は、上昇トレンドが始まった可能性を示唆しています。
反対に青色のラインが赤色のラインを上から下に抜けた場合は、下降トレンドが始まった可能性を示しています。
また、2本のライン同士の距離が近く、インジケーターの振り幅が小さい場合は、相場に方向感がない状態です。
Trend23SEP05を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Trend23SEP05のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Trend23SEP05のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
Bands_Mode_0_2 |
標準偏差の算出方法 初期値:0 標準偏差の算出方法を番号で指定します。 |
Power_Price_0_6 |
EMA適用価格 初期値:0 指数平滑移動平均の適用価格を設定します。 |
Price_Type_0_3 |
標準偏差の適用価格 初期値:0 標準偏差の適用価格を設定します。 |
Bands_Period |
標準偏差の算出期間 初期値:20 大きな値に設定するほどラインの表示が滑らかになります。 |
Bands_Deviation |
偏差 初期値:2 偏差を設定します。 |
Power_Period |
EMA算出期間 初期値:13 指数平滑移動平均線の算出期間を設定します。 |
CountBars |
インジケーターを表示する期間 初期値:300 インジケーターを表示する期間をバー数で指定します。 |
「Bands_Mode_0_2」は、標準偏差のモード設定するための項目で、0~2の番号でモードを設定します。
0に設定するとベースラインが表示され、1に設定するとロワーライン、2に設定するとアッパーラインを表示します。
まとめ
「Trend23SEP05」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
青色のラインが赤色のラインを下から上に抜けた場合は、上昇トレンドの始まりを示唆している。
青色のラインが赤色のラインを上から下に抜けた場合は、下降トレンドの始まりを示唆している。
「Trend23SEP05」は、トレンドの始まりを分析したい方に向いているインジケーターです。
ただし、持ち合い相場ではダマしのシグナルが多くなるため、「Trend23SEP05」を使用するのは控えた方が良いでしょう。