MACDと2種類の指数平滑移動平均線のシグナルを時間枠別に一覧で表示するMT4インジケーター「TF_15B15D.01」
更新日時:2020年05月30日 12:16複数のインジケーターのシグナルを、一覧で表示できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「TF_15B15D.01」はMACDと2種類の移動平均線のシグナルを、時間枠別に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
時間枠ごとのトレンドの方向を確認したい方
トレンドフォロー型の手法を使用している方
上記のような方のためにこの記事では、「TF_15B15D.01」について解説します。
TF_15B15D.01の概要
「TF_15B15D.01」を起動すると、サブウィンドウ上に1分足から4時間足チャートでの各指標のシグナルが表示されます。
MACDのシグナルはMACDラインとシグナルラインの交差にもとづいたもので、MACDラインがシグナルラインを下から上に抜けた場合は、BUYというテキストが黄緑色で表示され、MACDラインがシグナルラインを上から下に抜けた場合は、SELLというテキストが赤色で表示されます。
移動平均線のシグナルは、長期・短期共にEMA(指数平滑移動平均線)の交差にもとづいており、ゴールデンクロスになった場合はBUYというテキストが黄緑色で表示され、デッドクロスになった場合はSELLというテキストが赤色で表示されます。
TF_15B15D.01を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TF_15B15D.01のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TF_15B15D.01のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
FastEMA |
高速EMA算出期間 初期値:12 MACDの高速EMAの算出期間を設定します。 |
SlowEMA |
低速EMA算出期間 初期値:24 MACDの低速EMAの算出期間を設定します。 |
MACDsp |
シグナル算出期間 初期値:6 MACDのシグナルラインの平滑化期間を設定します。 |
shortP1 |
短期EMA算出期間1 初期値:7 1つ目の短期EMA算出期間を設定します。 |
shortP2 |
短期EMA算出期間2 初期値:14 2つ目の短期EMA算出期間を設定します。 |
longP1 |
長期EMA算出期間1 初期値:34 1つ目の長期EMA算出期間を設定します。 |
longP2 |
長期EMA算出期間2 初期値:72 2つ目の長期EMA算出期間を設定します。 |
sBuy |
買いシグナルの記号 初期値:233 買いシグナルが発せられた時に表示する記号の種類を設定します。 |
sSell |
売りシグナルの記号 初期値:234 売りシグナルが発せられた時に表示する記号の種類を設定します。 |
sWait |
シグナル無しの記号 初期値:54 シグナルが出ていない時に表示する記号の種類を設定します。 |
「FastEMA」から「MACDsp」は、MACDの各種移動平均線の算出期間を設定するための項目で、設定した値に応じて各移動平均線の価格に対する反応速度が変化します。
「sBuy」「sSell」「sWait」は、それぞれのシグナルが発せられた際に表示する記号の種類を設定するための項目です。
まとめ
「TF_15B15D.01」を使用する上でのポイントをまとめると以下のようになります。
MACDと2種類の移動平均線のシグナルを時間枠別に表示する。
MACDのシグナルはMACDラインとシグナルラインの交差にもとづいている。
移動平均線のシグナルは長期・短期共にEMAのゴールデンクロスとデッドクロスにもとづいている。
「TF_15B15D.01」は、時間枠別の大まかなトレンドの方向を、把握しておきたい方に向いているインジケーターです。
トレンドフォロー型のインジケーターのシグナルを、時間枠別に確認できるようにしておきたい方にとっては、便利なインジケーターなのではないでしょうか。