トレンドの方向性を示唆する「AltrTrend」とセットで使用するシグナル系MT4インジケーター『AltrTrend_Signal_v2_2』
更新日時:2020年01月10日 11:14値動きがどのタイミングで反転するのかを分析することは、逆張り系の手法を使用しているトレーダーだけではなく、トレンドフォロー系の手法を使用しているトレーダーにとっても重要です。
「AltrTrend_Signal_v2_2」は、値動きが反転する可能性があるポイントにドットを表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
値動きが反転するタイミングを調べたい方
「AltrTrend」を使用している方
そういった方のためにこの記事では、「AltrTrend_Signal_v2_2」について解説していきます。
AltrTrend_Signal_v2_2の概要
「AltrTrend_Signal_v2_2」は、以前紹介した「AltrTrend」というトレンドの方向性を示唆するバーをローソク足上に表示するインジケーターとセットで使用するMT4用のインジケーターで、「AltrTrend」で表示されるバーの色が変わっときにドットのシグナルを表示し、相場の山と谷を示唆します。
「AltrTrend_Signal_v2_2」は、以下の方法で算出されます。
SSP = 「Kperiod」 / 「PerADX」期間ADX
AvgRange = 前のAvgRange + (SSP期間前の高値 - SSP期間前の安値)の絶対値
ssmax = 直近の高値
ssmin = 直近の安値
ただし、直近の高値が2期間前の高値より高い場合は、ssmax = 高値
直近の高値が2期間前の安値より低い場合は、ssmin = 安値
smin = SsMin + (SsMax - SsMin) × K / 100
smax = SsMax - (SsMax - SsMin) × K / 100
直近の終値<sminの場合は赤いドットを表示
直近の終値>smaxの場合は緑のドットを表示
具体的なシグナルルールとしては、上昇トレンドを意味する緑色のバーの次に下降トレンドを意味する赤色のバーが表示された場合、赤色のドットを表示し、逆に赤色のバーの次に緑色のバーが表示された場合、緑色のドットを表示します。
このインジケーターは海外サイトでも評価が高めで、実際に良い感じに山と谷を捉えられている印象を受けます。
押し目買い・戻り売りでトレンドの方向にエントリーしたり、トレンド転換で逆張りエントリーしたりと使い方はたくさんあるかと思います。
トレンドの方向にエントリーすることと、レンジ相場ではエントリーしないことを徹底すれば良い結果が出るかもしれません。
AltrTrend_Signal_v2_2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
AltrTrend_Signal_v2_2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
AltrTrend_Signal_v2_2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
K |
smin/smaxの乗数 初期値:30 smin/smax算出時の乗数を設定します。 |
Kstop |
ドットの表示位置 初期値:0.5 ドットの表示位置が変化します。 |
Kperiod |
SSPの被除数 初期値:150 SSP算出時の被除数を設定します。 |
PerADX |
ADX算出期間 初期値:14 値を大きくするほど長期的なトレンドを測定します。 |
CountBars |
バーカウント 初期値:350 インジケーターを表示する期間を設定します。 |
「AltrTrend」と併用する場合は、ドットを正確に表示するために、必ずパラメーターを「AltrTrend」と同じ値に設定しましょう。
まとめ
「AltrTrend_Signal_v2_2」の使い方やパラメーターの設定方法について解説しましたが、以下に要点をまとめておきます。
「AltrTrend」と組み合わせて使用する。
トレンドが上昇から下降に切り替わった場合は赤色のドットを表示する。
トレンドが下降から上昇に切り替わった場合は緑色のドットを表示する。
「AltrTrend_Signal_v2_2」は、値動きが転換するタイミングを調べたい方に向いているインジケーターです。
それなりに値動きの転換を捉えられるようなので、自身が取引している相場でどの程度がうまく機能するのか、テストしてみてはいかがでしょうか。