「Genesis Matrix Trading」という手法で使用されているトレンドの方向性を示唆するMT4インジケーター『ASCT1sig』
更新日時:2020年03月04日 11:49テクニカル分析では、複数のインジケーターを組み合わせて分析を行うことがありますが、表示するインジケーターの数が多い場合、チャートが見にくくなってしまうこともあります。
「ASCT1sig」は、複数のインジケーターの示す方向が一致した場合に、マーカーを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドフォロー型の手法を使用している方
トレンドの始まりを確認したい方
「Genesis Matrix Trading」を使用している方
チャートに表示するインジケーターの数を少なくしたい方
上記のような方のためにこの記事では、「ASCT1sig」について解説していきます。
ASCT1sigの概要
「ASCT1sig」は、海外FXスレッドであるForex Factoryで、非常に人気な「Genesis Matrix Trading」という手法の中で使用されている「ASCTrend」というトレンドの方向性を示唆する精度の高いインジケーターの色が揃った(トレンドが発生した)とき、シグナルを表示するMT4用のインジケーターです。
「Genesis Matrix Trading」は、Forex Factroyの中でも注目され、たくさんの議論が交わされているFX手法で、日本語に翻訳しているサイトもたくさんあります。
「Genesis Matrix Trading」は以下の6つのインジケーターで構成されています。
※「Genesis Matrix Trading」の具体的なエントリールール等は割愛します。
・平均足
・DMA
・ストキャスティクス
・MTFストキャスティクス
・Genesis Matrix
・ASCTrend
今回紹介しているインジケーターでは、この「ASCTrend」の色が揃った時にシグナルを表示します。
具体的には、「ASCTrend」が上昇トレンドを示唆した時に、チャート上に水色のドットを表示し、逆に下降トレンドを示唆したときに、ピンク色のドットを表示します。
ASCT1sigを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
ASCT1sigのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
ASCT1sigのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
RISK |
リスク 初期値:3 マーカーを表示する閾値を設定します。 |
CountBars |
バーカウント 初期値:300 インジケーターを表示する範囲を設定します。 |
「CountBars」を大きな値に設定するほど、過去にさかのぼってマーカーを表示します。
特にこだわりがなければパラメーターの変更はしなくて良いかと思います。
まとめ
「ASCT1sig」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
「ASCTrend」にもとづいてシグナルを表示している。
水色のドットが表示された場合は上昇トレンドのシグナル。
ピンク色のドットが表示された場合は下降トレンドのシグナル。
「ASCT1sig」は、トレンドが始まったことを確認したい方に、向いているインジケーターです。
普段から「Genesis Matrix Trading」の手法で、取引している方にとっては便利なインジケーターなのではないでしょうか。
中々使い道が限られてしまうインジケーターですが、「ASCTrend」にシグナルが欲しいという人は、導入を検討してみても良いかもしれません。