MACDと移動平均線が示すトレンドの方向を時間枠別に一覧で表示するMT4インジケーター「Trend_all_period_en」
更新日時:2020年05月05日 01:02時間足別に大まかなトレンドの方向を、把握できるインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「Trend_all_period_en」は、時間足別に単純移動平均線とMACDが示すトレンドの方向を一覧で表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの方向を大まかに把握しておきたい方
複数の時間足のトレンドの方向を確認したい方
以上のような方のためにこの記事では、「Trend_all_period_en」について解説します。
Trend_all_period_enの概要
「Trend_all_period_en」は、移動平均線とMACDが示す値動きの方向を時間枠別に表示するインジケーターで、Vladimir Hlystovによって開発されました。
インジケーターを起動すると、チャートの右下に1分足から月足までのトレンドの方向が表示されます。
「Trend_all_period_en」がトレンドを検出する仕組みは以下の通りです。
5期間単純移動平均線>13期間単純移動平均線>34期間単純移動平均線の場合、UPと表示。
5期間単純移動平均線<13期間単純移動平均線<34期間単純移動平均線の場合、DNと表示。
直近のMACD>1つ前のMACDの場合、UPと表示。
直近のMACD<1つ前のMACDの場合、DNと表示。
「Trend_all_period_en」を表示することで、時間足別に大まかなトレンドの方向を把握できるため、大局的な視点に立った分析ができるようになるでしょう。
Trend_all_period_enを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Trend_all_period_enのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Trend_all_period_enのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
size_font |
文字のサイズ 初期値:10 表示する文字のサイズを設定します。 |
corner |
インジケーターを表示するコーナー 初期値:3 インジケーターをチャート上のどの角に表示するのか設定します。 |
color_UP |
上昇の色 初期値:OrangeRed 上昇の表示色を設定します。 |
color_DN |
下降の色 初期値:MediumBlue 下降の表示色を設定します。 |
color_0 |
ラベルの色 初期値:DimGray ラベルの表示色を設定します。 |
period_TR |
カスタムインジケーターの期間 初期値:8 カスタムインジケーターの算出期間を設定します。 |
offset_TR |
オフセット 初期値:5 カスタムインジケーターのオフセットを設定します。 |
「corner」は、インジケーターをチャート上のどの角に表示するのかを設定するための項目で、0は左上、1は右上、2が左下、3に設定すると右下に表示されます。
まとめ
「Trend_all_period_en」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
時間足別に単純移動平均線とMACDが示すトレンドの方向を表示する。
「Trend_all_period_en」は、各時間足の大まかなトレンドの方向を把握しておきたい方に、向いているインジケーターです。
「Trend_all_period_en」はあくまでも補助的な役割のインジケーターで、エントリーのタイミングを計ることはできません。
取引で使用する際には、ほかのインジケーターと組み合わせて使用しましょう。