価格とボリュームを考慮したトレンド系のオシレーターを表示するMT4インジケーター「SeNSetiVe」
更新日時:2020年04月10日 10:33価格だけではなく、ボリュームも考慮したトレンド系のインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「SeNSetiVe」は、移動平均線とボリュームにもとづいてトレンドの方向を表示するインジケーターで、以下のような方に向いています。
トレンドの方向を確認したい方
ボリュームを考慮した上でトレンドを分析したい方
この記事では上記のような方のために、「SeNSetiVe」について解説します。
SeNSetiVeの概要
「SeNSetiVe」を起動すると、サブウィンドウ上に青色のラインでインジケーターが表示されます。
このインジケーターは移動平均線をベースにしており、以下の方法で算出されます。
SeNSetiVe=(5×終値の移動平均線ー5×始値の移動平均線+算出期間中の最高値+算出期間中の最安値ー高値の移動平均線ー安値の移動平均線)×ボリューム
トレンド系のオシレーターとしてよく知られているMACDが、移動平均線のみで算出されているのに対し、「SeNSetiVe」は移動平均線に加えてボリュームも考慮されおり、ボリュームが増加するとインジケーターの変化も大きくなります。
インジケーターの値が0の水準を下から上に抜けた場合は、価格が上昇していることを示しており、反対に、0の水準を上から下に抜けた場合は価格が下降していることを示しています。
ただし、初期設定の状態では0レベルにラインは表示されないため、自身で追加する必要があります。
レベルを追加するには、チャート上で右クリックして「SeNSetiVe」→「レベル表示」から追加できます。
SeNSetiVeを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
SeNSetiVeのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
SeNSetiVeのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
SPerioD |
期間 初期値:150 インジケーターの算出期間を設定します。 |
SFactoR |
感度 初期値:7 値動きの転換に対するインジケーターの反応速度が変化します。 |
ShiFt |
移動平均のシフト 初期値:0 移動平均の算出期間がシフトします。 |
「SPerioD」は、インジケーターの算出期間を設定するための項目で、開発者によると100より小さな値に設定するとダマしのシグナルが多くなるとのことです。
1時間足で使用する場合は160~180が適しており、より小さな時間足のチャートで使用する場合は100~160が適しているとのことです。
「SFactoR」は、値動きの転換に対する感度を設定するための項目で、開発者は5~7に設定すること推奨しています。
まとめ
「SeNSetiVe」を使用する際のポイントをまとめると以下のようになります。
高値・安値・始値・終値の移動平均線をもとに算出される。
インジケーターが0の水準を下から上に抜けた場合は価格が上昇している状態。
インジケーターが0の水準を上から下に抜けた場合は価格が下降している状態。
「SeNSetiVe」は、ボリュームを考慮してトレンドの分析を行いたい方に、向いているインジケーターです。
インジケーターの感度を調整でき、さまざまな相場に対応できることから、活用できる場面も多いのではないでしょうか。
実際の取引で使用する前に、どの程度うまく機能するのか確認しておくことをおすすめします。