値動きの方向と勢いをヒストグラムで表示するMT4インジケーター「TrendManager_Candlex2」
更新日時:2019年10月17日 11:42「TrendManager_Candlex2」は、一定期間中の高値と安値をもとに、チャート上にヒストグラムを表示するインジケーターです。
「TrendManager_Candlex2」は、以下のようなインジケーターを探している方におすすめです。
値動きの方向を調べたい方
値動きの勢いを調べたい方
ローソク足と一緒に表示できるインジケーターを探している方
この記事では、「TrendManager_Candlex2」の使い方や、パラメーターに設定方法について詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
TrendManager_Candlex2の概要
インジケーターを起動するとローソク足と一緒にヒストグラムが表示され、価格が上昇傾向にある場合は青色のバー、下降傾向にある場合は赤色のヒストグラムが表示されます。
「TrendManager_Candlex2」は、隣り合ったローソク足同士を比較して、高値と安値を検出しています。
ヒストグラムの長さは、検出した高値と安値を加算して2で割った値(中央値)と、「TM_Shift」を2倍した期間前の中央値で算出した値をもとに決定されます。
ヒストグラムの長さが長いほど、値動きに勢いがあることを示しています。
価格が「TrendManager_Candlex2」を下から上に抜けた場合は、値動きが上方に転換した可能性を示唆しており、反対に「TrendManager_Candlex2」を上から下に抜いた場合、値動きが下方に転換した可能性を示唆しています。
値動きに対して緩やかに追従して、ヒストグラムを描写するため、価格への反応の速さを重視する方には、使いにくいと感じるかもしれません。
使い方は移動平均線と類似している部分もありますが、値動きの勢いも同時に表示できる点が「TrendManager_Candlex2」の特徴です。
「TrendManager_Candlex2」は、値動きの勢いも表示できる移動平均線といった趣のインジケーターと言えます。
TrendManager_Candlex2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TrendManager_Candlex2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TrendManager_Candlex2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「TrendManager_Candlex2」のパラメーターは、「TM_Period」「TM_Shift」の2つの項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
TM_Period |
高値・安値を検出する期間 初期値:7 値を大きくするほど、小さな値動きに反応しにくくなります。 |
TM_Shift |
価格を比較する期間 初期値:2 値を大きくするほど、インジケーターが右に移動しますが、ヒストグラムの長さも変化します。 |
「TM_Shift」を変更するとヒストグラムの長さも変化しますので、留意しておきましょう。
インジケーターの表示をより滑らかにしたい場合は、「TM_Period」の値を大きくすると滑らかになります。
まとめ
「TrendManager_Candlex2」の使い方と、パラメーターの設定について解説しましたが、ポイントをまとめると以下の通りです。
ヒストグラムが長いほど、値動きに勢いがある
ヒストグラムの配置で値動きの方向を表示する
価格への反応は緩やか
「TrendManager_Candlex2」は、値動きの方向と勢いを同時に調べたい方に、向いているインジケーターです。
これらを別々のインジケーターで調べている方は、一度試してみてもよいかもしれません。