ヒストグラムで相場のトレンドと勢いを表示するMT4インジケーター「TrendManager_recentweight」
更新日時:2019年10月17日 11:44「TrendManager_recentweight」は、中央価格をもとにしたヒストグラムで、値動きの方向と勢いを表示するためのインジケーターです。
「TrendManager_recentweight」は、以下のような方に向いています。
値動きの方向と値動きを調べたい方
値動きの方向と値動きを1つのインジケーターで調べたい方
上記のような方のために、「TrendManager_recentweight」の使い方について解説していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
- TrendManager_recentweightの概要
- TrendManager_recentweightを表示する方法
- TrendManager_recentweightのパラメーター解説
- まとめ
TrendManager_recentweightの概要
インジケーターを起動すると、ローソク足と一緒にヒストグラムが表示され、インジケーターの値が上昇している場合は青色のヒストグラム、下降している場合は赤色のヒストグラムが表示されます。
「TrendManager_recentweight」は以下の方法によって算出されます。
mid=(高値+安値)/2
midsum=midのN期間合計
weight=midsum/N
SpanA=(高値+安値+weight)/3
SpanB=SpanAを「TM_Shift」期間シフトした値
SpanAとSpanBの差をもとづいて「TrendManager_recentweight」が表示されます。
インジケーターの見方は移動平均線に似ており、ノイズを取り除いた値動きの方向を示しています。
インジケーターの表示位置が上昇している場合は、価格が上昇していることを意味し、反対に下降している場合は、価格も下降していることを意味しています。
ヒストグラムの長さは、値動きの勢いを示しており、ヒストグラムが長いほど値動きに勢いがあることを示しており、ヒストグラムが短い場合は、値動きに勢いがない状態です。
「TrendManager_recentweight」以外の同様の形式のインジケーターは、終値をもとに算出されているものが多いですが、「TrendManager_recentweight」の算出には、中央価格が用いられています。
TrendManager_recentweightを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TrendManager_recentweightのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TrendManager_recentweightのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「TrendManager_recentweight」のパラメーターは、「TM_Period」「TM_Shift」の2つの項目で構成されます。
入力項目 | 入力内容 |
TM_Period |
インジケーターの算出期間 初期値:7 値を大きくすると、小さな値動きに反応しにくくなります。 |
TM_Shift |
SpanBのシフト期間 初期値:2 値を大きくすると「TrendManager_recentweight」が右に移動します。 |
「TM_Shift」を変更するとヒストグラムの長さも変化するため、勢いについては前後のヒストグラムの長さと比較して、判断する必要があります。
ノイズが多いと感じる方は、「TM_Period」を大きめに設定すると良いでしょう。
まとめ
「TrendManager_recentweight」の使い方について解説しましたが、ポイントをまとめると以下の通りです。
インジケーターが上昇している場合、価格も上昇している
インジケーターが上昇している場合、価格も下降している
ヒストグラムの長さは、値動きの勢いを示している
使い方については、移動平均線と類似している部分もあるため、比較的分かりやすいと言えます。
「TrendManager_recentweight」は、値動きの方向と勢いを同時に分析したいという方に、向いているインジケーターです。