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トレンド相場での順張りのシグナルを表示するMT4インジケーター「TTF」

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TTFスクリーンショット

RSIやストキャスティクスには、買われ過ぎ/売られ過ぎを判断する閾値が設定されており、それらの水準にインジケーターの値が到達すると逆張りのシグナルになります。

「TTF」もこれらのインジケーター同様に閾値が設定されていますが、逆張りではなく順張りのシグナルになっている点がこれらのインジケーターとは異なります。

「TTF」は、次のような方に向いています。

  1. トレンド相場でのエントリーのタイミングを調べたい方

  2. トレンド相場でのイグジットのタイミングを調べたい方

この記事では上記のような方のために、「TTF」の使い方やパラメーターの設定方法について解説していきます。

  1. TTFの概要
  2. TTFを表示する方法
  3. TTFのパラメーター解説
  4. まとめ

TTFの概要

「TTF」はtrend trigger factorの略で、M.H.Pee氏がTechnical Analysis of Stocks and Commodities誌の中で、紹介したことでその名が知られるようになりました。

インジケーターを起動するとTTFが水色のライン、閾値(シグナルライン)が赤色のラインで表示され、通常のTTFの閾値は100と-100に設定されていますが、このインジケーターでは75と-75に設定されています。

「TTF」が75を超えた場合、上昇トレンドが始まった可能性を示唆しており、一旦75を超えたインジケーターが再び75以下に低下した場合は、上昇トレンドの勢いが衰えつつある状態です。

「TTF」が-75を下回った場合、下降トレンドが始まった可能性を示唆しており、一旦-75を下回ったインジケーターが再び-75以上に上昇した場合は、下降トレンドの勢いが衰えつつある状態です。

インジケーターの値が閾値に達していない場合は、現在の相場にトレンドが存在していない可能性を示唆しているため、トレンドフォロー系の手法を使用するのは避けるべきでしょう。

インジケーターの値が閾値を超えたところでエントリーして、インジケーターの値が閾値の内側に戻ってきたらイグジットするというのが基本的な使い方になりますが、「TTF」単体で判断するのではなく、ほかのインジケーターと組み合わせて判断したほうが良いでしょう。

TTFを表示する方法

まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。

TTFのダウンロード先は以下となります。

※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。

TTF

MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。

MT4でインジケーターを追加(インストール)して使用する方法

TTFのパラメーター解説

TTFパラメーター画像

インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。

入力項目 入力内容

TTFbars

trend trigger factorの算出期間

初期値:8

trend trigger factorの算出期間を設定します。

TopLine

シグナルラインの上方水準

初期値:75

上昇トレンドの閾値を設定します。

BottomLine

シグナルラインの下方水準

初期値:-75

下降トレンドの閾値を設定します。

t3_period

T3平滑化期間

初期値:3

値を大きくする程インジケーターの表示が滑らかになります。

b

T3加速因子

初期値:0.7

インジケーターの感度が変化します。

T3移動平均は、加速因子を0.7に設定して使用するのが一般的で、0にすると通常の指数平滑移動平均で平滑化が実行されます。

まとめ

「TTF」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。

  1. TTFが75を超えると買いエントリーのシグナル。

  2. TTFが-75を下回ると売りエントリーのシグナル。

  3. 一度シグナルラインの外側に出たTTFが、再びシグナルラインの内側に戻ってきた場合はイグジットのシグナル。

「TTF」は、トレンド相場でのエントリーとイグジットのタイミングを調べたい方に向いているインジケーターです。

レンジ相場ではダマしのシグナルが多くなるため、見込みの薄い取引を避けるためにも、「TTF」単体で使用するのではなくほかのインジケーターと組み合わせて使用しましょう。