トレンド相場でのエントリーとイグジットのタイミングを分析出来るMT4インジケーターを表示する「TTF(4AUG05)」
更新日時:2019年12月12日 02:52トレンドを分析できるオシレーターといえばMACDが有名ですが、トレンドの分析ができるほかのオシレーターも試してみたいと考えたことはないでしょうか。
「TTF(4AUG05)」は、TTF(trend trigger factor)というトレンドの始まりを分析できるインジケーターを表示します。
「TTF(4AUG05)」は、以下のような方に向いています。
トレンドの始まりを捉えたい方
トレンド相場でのイグジットのタイミングを調べたい方
この記事では上記のような方のために、「TTF(4AUG05)」の使い方やパラメーターの設定方法について解説します。
TTF(4AUG05)の概要
「TTF(4AUG05)」を起動するとサブウィンドウ上にTTFが水色のライン、閾値が赤色のラインで表示されます。
「TTF(4AUG05)」は、通常のTTFとは異なり、TTFをT3移動平均で平滑化することでTTFのノイズを減少させています。
また、通常のTTFでは閾値が100と-100に設定されていますが、このインジケーターでは75と-75が閾値として設定されており、TTFのが70を超えた場合は上昇トレンドが始まった可能性を示唆しており、-75を下回った場合は下降トレンドが始まった可能性を示唆しています。
インジケーターの値が75を超えた後再び75以下に戻ってきた場合は、上昇トレンドの勢いが衰えていることを示しており、買いポジションを保有している場合はイグジットを検討する必要があります。
反対にインジケーターの値が-75を下回った後、再び75以上に戻ってきた場合は、下降トレンドの勢いが衰えていること示していますので、売りポジションを保有している場合はイグジットを検討すべきタイミングです。
TTF(4AUG05)を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TTF(4AUG05)のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TTF(4AUG05)のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
TTFbars |
trend trigger factorの算出期間 初期値:8 trend trigger factorの算出期間を設定します。 |
TopLine |
シグナルラインの上方水準 初期値:75 上昇トレンドの閾値を設定します。 |
BottomLine |
シグナルラインの下方水準 初期値:-75 下降トレンドの閾値を設定します。 |
t3_period |
T3平滑化期間 初期値:3 値を大きくする程インジケーターの表示が滑らかになります。 |
b |
T3加速因子 初期値:0.7 インジケーターの感度が変化します。 |
ダマしのシグナルが多い場合は、「TopLine」をより大きい値に設定し、「BottomLine」はより小さい値に設定した方が良いでしょう。
まとめ
「TTF(4AUG05)」の使い方やパラメーターの設定方法について解説してきましたがポイントをまとめると以下の通りです。
TTFが75超えている場合は上昇トレンド。
TTFが-75を下回っている場合は下降トレンド。
「TTF(4AUG05)」は、トレンド相場でのエントリーのタイミングや、イグジットのタイミングを知りたい方に向いているインジケーターです。
動意の薄い相場ではダマしのシグナルが多くなるため、ほかのインジケーターと組み合わせて使用した方が良いでしょう。