TTFのシグナルをドットで表示するMT4インジケーター「TTF+-+MW」
更新日時:2019年12月21日 05:10TTF(trend trigger factor)は、買いと売りの強さをもとにトレンドの方向を分析するインジケーターで、サブウィンドウ上に表示するのが一般的です。
「TTF+-+MW」は、TTF自体は表示せずにTTFによるシグナルをチャート上に表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
トレンドの始まりと方向を分析したい方
TTFをよく使用する方
複数のインジケーターを一緒に使用している方
この記事ではそういった方のために「TTF+-+MW」について解説していきます。
TTF+-+MWの概要
TTFでは100を超えると上昇トレンド、-100を下回ると下降トレンドが始まったと判断しますが、「TTF+-+MW」もこれに準じたシグナルを表示しており、TTFの値が100を超えるとローソク足の下方に緑色のドット表示します。
反対にマイナス100を下回った場合はローソク足の上方に赤色のドットを表示し、チャート上にドットが表示されていない場合は、現在の相場にトレンドが発生していないことを示唆しています。
通常のTTFでは100や-100に達したインジケーターの値が、再びそれらの閾値の内側に戻ってきた場合、現行のトレンドの勢いが衰えつつあることを示唆しており、ポジションを保有している場合は、イグジットのシグナルになります。
「TTF+-+MW」では、連続して表示されているドットの表示が途切れた時がイグジットすべきタイミングです。
TTF自体は表示されないため、すでに複数のインジケーターをチャートに表示しており、これ以上インジケーターを表示すると、チャートが見にくくなるということもありません。
また、このインジケーターは通常のTTFを算出した後 、T3移動平均線を用いて平滑化しているため通常のTTFよりもノイズが少なくなっています。
TTF+-+MWを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
TTF+-+MWのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
TTF+-+MWのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「TTF+-+MW」のパラメーターは、TTFに関する項目とT3に関する項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
TTFbars |
TTFの算出期間 初期値:12 インジケーターの反応速度が変化します。 |
t3_period |
T3平滑化期間 初期値:6 値を大きくするほどインジケーターのノイズが少なくなります。 |
b |
加速因子 初期値:1.618 T3の感度が変化します。 |
「b」はT3の加速因子を設定する項目ですが、0に設定した場合は通常の指数平滑移動平均として計算が実行されるので留意しておきましょう。
まとめ
「TTF+-+MW」の見方やパラメーターの設定方法について解説してきましたが、要点をまとめると以下の通りです。
緑色のドットが表示された場合は上昇トレンドのシグナル。
赤色のドットが表示された場合は下降トレンドのシグナル。
連続で表示されていたドットが表示されなくなった場合はイグジットのシグナル。
「TTF+-+MW」はTTFを表示しないため、すでに複数のインジケーターを表示しており、これ以上サブウィンドウにインジケーターを表示する余裕がないという方に向いています。
また、TTFのノイズに悩まされる方や、TTFのシグナルだけ確認できれば良いという方にも良いかと思いますので、一度、試してみてはいかがでしょうか。