ジグザグが検出した反転を2段階で表示するMT4インジケーター「zigzag-pointerV2」
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相場が反転したことを、チャート上に表示してくれるシンプルなインジケーターがあればと考えたことはないでしょうか。
「zigzag-pointerV2」はまさにそういった機能を持つインジケーターで、以下のような方に向いています。
トレンドの転換を分析したい方
ジグザグを使用したことがある方
この記事では上記のような方のために「zigzag-pointerV2」について詳しく解説します。
zigzag-pointerV2の概要
「zigzag-pointerV2」は、ジグザグをベースにしたインジケーターで、状況に応じて4種類の矢印を表示します。
トレンドが下降から上昇へ転換した場合には黄色い上向きの矢印が表示され、その中でも最も極端な水準には緑の大きな矢印が表示されます。
反対にトレンドが上昇から下降へ転換した場合にはオレンジの下向きの矢印が表示され、その中でも特に極端な水準には赤い下向きの矢印を表示します。
ジグザグがベースになっていますが、ジグザグそのものはチャート上に表示されません。
初期設定の状態ではダマしが多く表示され、とりわけ緩やかに上昇/下降している場面ではその傾向が顕著に表れるため、状況に合わせてパラメーターの調整した方が良いでしょう。
反転を分析する他のインジケーターと組み合わせた上で、エントリーの可否を判断する必要がありそうです。
zigzag-pointerV2を表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
zigzag-pointerV2のダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
zigzag-pointerV2のパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「zigzag-pointerV2」のパラメーターの項目は、MT4に標準で搭載されているジグザグと同様の構成になっています。
入力項目 | 入力内容 |
ExDepth |
デプス 初期値:100 値動きを検出する最小の値幅を設定します。 |
ExDeviation |
ディビエーション 初期値:75 偏差を設定します。 |
ExBackstep |
バックステップ 初期値:15 反転を検出する期間を設定します。 |
「ExDepth」はジグザグに反映する最小の値幅を設定するための項目です。
「ExDepth」を大きな値に設定すると、小さな価格の変化は無視され、大きな波動のみがジグザグに反映されます。
「ExDeviation」は、ジグザグの偏差を設定するための項目で、設定した値に応じてピークの位置が変化します。
「ExBackstep」は、価格の反転を検出する期間を設定するための項目で、小さなプルバックの影響を避けたい場合は、大きな値に設定すると良いでしょう。
まとめ
「zigzag-pointerV2」の特徴をまとめると以下のようになります。
相場が反転したことを知らせるインジケーター。
トレンドが下降から上昇へ転換した場合には黄色い上向きの矢印が表示され、最高値には緑色の矢印を表示する。
トレンドが上昇から下降へ転換した場合にはオレンジの下向きの矢印が表示され、最安値には赤色の下向きの矢印を表示する。
「zigzag-pointerV2」は、トレンドの転換を分析したい方に向いているインジケーターです。
相場が反転する可能性を大まかに把握しておきたいという方には、ちょうど良いインジケーターかもしれません。