T3で平滑化したウィリアムズ%Rを表示するMT4インジケーター「SmWPR_test」
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ウィリアムズ%Rのノイズを減らせないないだろうかと考えたことはないでしょうか。
「SmWPR_test」は平滑化したウィリアムズ%Rを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
ウィリアムズ%Rをよく使用する方
ウィリアムズ%Rのノイズに悩まされている方
上記のような方のためにこの記事では、「SmWPR_test」について解説します。
SmWPR_testの概要
インジケーターを起動すると、サブウィンドウ上にウィリアムズ%Rが表示されます。
赤色のラインは買われ過ぎ水準と売られ過ぎ水準です。
赤色のラインはウィリアムズ%Rの値によって表示が切り替わり、インジケーターの値が-50より高い水準で推移している場合は買われ過ぎ水準が表示され、-50より低い水準で推している場合は売られ過ぎ水準が表示されます。
「SmWPR_test」の平滑化にはT3移動平均が用いられています。
T3移動平均は指数平滑移動平均の一種で、他の平滑化方法と比較してラグが少ないという特徴があります。
「SmWPR_test」はノイズを低減しつつも、平滑化によるラグが抑えられています。
SmWPR_testを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
SmWPR_testのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT4のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
SmWPR_testのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
「SmWPR_test」は、ウィリアムズ%Rの算出期間を設定するための項目とT3に関する項目、買われ過ぎ・売られ過ぎ水準を設定するための項目で構成されています。
入力項目 | 入力内容 |
x_prd |
無効なパラメーター |
t3_period |
T3期間 初期値:8 T3移動平均で平滑化する期間を設定します。 |
b |
平滑化因数 初期値:0.8 T3移動平均の感度が変化します。 |
per |
WPRの期間 初期値:14 WPRの反応速度が変化します。 |
psel |
買われ過ぎ水準 初期値:-25 買われ過ぎと判断する水準を設定します。 |
pbuy |
売られ過ぎ水準 初期値:-75 売られ過ぎと判断する水準を設定します。 |
「t3_period」は、ウィリアムズ%Rを平滑化する期間を設定するための項目です。
長い期間に設定するほどインジケーターのノイズが少なくなります。
「per」はウィリアムズ%Rの算出期間を設定するための項目で、値動きに対するインジケーターの反応速度が変化します。
「psel」と「pbuy」は、売られ過ぎ・買われ過ぎ水準を設定するための項目です。
インジケーターの値が、頻繁に売られ過ぎ・買われ過ぎ水準に達する場合は、調整した方が良いでしょう。
まとめ
「SmWPR_test」について解説してきましたが、ポイントをまとめると以下のようになります。
T3移動平均で平滑化したウィリアムズ%Rを表示する。
黄色のラインはWPR、赤色のラインは買われ過ぎ・売られ過ぎ水準を示している。
買われ過ぎ・売られ過ぎ水準はWPRの水準に合わせて表示される。
「SmWPR_test」は、ウィリアムズ%Rのノイズに悩まされている方に向いているインジケーターです。
ウィリアムズ%Rをよく使用する方は、一度試してみると良いでしょう。