相場の強気/弱気をローソク足の色の変化で表示するMT5インジケーター「Slope MA Confirmation」
更新日時:2021年06月03日 03:02現在の相場が、強気相場なのか弱気相場なのか分からなくなってしまったことはないでしょうか?
「Slope_MA_Confirmation」は、現在の相場が強気なのか弱気なのかを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
強気相場なのか弱気相場なのかを見極めたい方
大まかなトレンドの方向を分析したい方
この記事では「Slope_MA_Confirmation」について詳しく解説します。
Slope_MA_Confirmationの概要
「Slope_MA_Confirmation」は、移動平均線とスロープディレクションラインの方向を比較し、この2本のラインの方向が一致しているかどうかで、相場の方向を判定するインジケーターです。
ただし、ラインは表示せずにローソク足に色をつけて表示します。
強気なら緑のローソク足、弱気なら赤のローソク足が表示されます。
移動平均線とスロープディレクションラインの方向で、強気・弱気を判定する仕組みである為、価格が明らかにインジケーターと逆に動いていても、2本のラインが価格の動きを反映するまで、間違ったシグナルを出し続けることも少なくありません。
単にローソク足の色だけを頼りにするのは、避けた方が良いでしょう。
Slope_MA_Confirmationを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Slope_MA_Confirmationのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Slope_MA_Confirmationのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
MA period |
移動平均の期間 初期値:50 移動平均を算出する期間を設定します。 |
MA method |
移動平均の種類 初期値:MODE_SMA 移動平均の種類を設定します。 |
MA applied price |
適用価格 初期値:PRICE_CLOSE 移動平均の算出に用いる価格を設定します。 |
SDL period |
スロープディレクションラインの期間 初期値:50 スロープディレクションラインを算出する期間を設定します。 |
SDL method |
スロープディレクションラインの算出方法 初期値:MODE_SMA スロープディレクションラインの算出に用いる移動平均の種類を設定します。 |
SDL applied price |
スロープディレクションラインの適用価格 初期値:PRICE_CLOSE ロープディレクションラインの算出に用いる価格を設定します。 |
「MA period」は、移動平均線の算出期間を設定するための項目です。
算出期間に応じて、移動平均線が価格に追従する速度が変化します。
「SDL period」は、スロープディレクションラインの算出期間を設定するための項目です。
「MA period」と同様に、ラインが価格に追従する速度が変化します。
「MA method」と「SDL method」は、各ラインの算出に用いる移動平均の種類を設定するための項目です。
デフォルトの状態ではどちらも単純移動平均に設定されていますが、指数平滑移動平均や加重移動平均などに変更することもできます。
まとめ
「Slope_MA_Confirmation」の特長は以下の通りです。
移動平均線とスロープディレクションをもとに値動きの方向を判定する。
相場が強気なら緑のローソク足、弱気なら赤のローソク足で表示する。
「Slope_MA_Confirmation」は、現在の相場が強気なのか弱気なのかを分析したい方に向いているインジケーターです。
相場の大まかの方向を知るのには良いインジケーターだと言えますが、エントリーのタイミングを表示するわけではないので、エントリーのタイミングを計る手段を別に用意しておきましょう。