2つRSIを1のオシレーターとして表示するMT5インジケーター「Connors_RSI」
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RSIの反応速度に不満を感じたことはないでしょうか。
「Connors_RSI」は、反応速度の速いRSIを表示するインジケーターで、次のような方に向いています。
RSIの反応速度に不満がある方
動きの速い相場で取引している方
上記のような方のためにこの記事では、「Connors_RSI」について解説します。
Connors_RSIの概要
RSIが使えないチャートソフトは無いと言ってよい程、RSIはよく用いられるインジケーターで、多くのトレーダーに使用されています。
「Connors_RSI」は、Larry Connorsによって考案されたもので、RSI,インパルスRSI ,Rate of Changeという3つの要素を、モメンタム指標として統合したインジケーターです。
「Connors_RSI」は、次のような方法で算出されます。
RSI1=通常のRSI
RSI2(インパルスRSI)=UpDownのRSI
UpDownは、価格が前の価格を上回っている場合には+1を加算、下回っている場合には-1を加算し、価格が前の価格と同じ場合には0を加算し累計したものです。
RSI3(Rate of Change)=100×価格変化率の範囲内でRSI1とRSI2が正の方向に増加した数/価格変化率
CRSI=(RSI1+RSI2+RSI3)/3
使い方は通常のRSIと同じですが、「Connors_RSI」は通常のRSIと比較して、価格への反応が速いという特徴があります。
反応が速い反面、相場によっては「Connors_RSI」のダマしが多くなるため、状況に合わせて買われ過ぎ・売られ過ぎ水準を調整した方が良いでしょう。
Connors_RSIを表示する方法
まずはインジケーターを入手しましょう。下記リンクからダウンロードして下さい。
Connors_RSIのダウンロード先は以下となります。
※幣サイトではなく別サイトへのリンクが開きます。
MT5のインジケーター追加(インストール)の手順を説明ページを作ってみました。追加(インストール)手順が分からないという方はご参考下さい。
Connors_RSIのパラメーター解説
インジケーター挿入時または表示済みのインジケーターを右クリックで表示されるウィンドウの「パラメーターの入力」から設定できます。
入力項目 | 入力内容 |
RIS period |
計算期間 初期値:3 RSIの算出期間を設定します。 |
Pulse RCI period |
インパルスRSIの計算期間 初期値:2 インパルスRSIの計算期間を設定します。 |
Percent rank period |
変化率の期間 初期値:100 変化率の算出期間を設定します。 |
Applied price |
適用価格 初期値:PRICE_CLOSE Connors_RSIの算出に用いる価格の種類を設定します。 |
Overbought |
買われ過ぎ水準 初期値:80.0 買われ過ぎと判断する水準を設定します。 |
Oversold |
売られ過ぎ水準 初期値:20.0 売られ過ぎと判断する水準を設定します。 |
「Percent rank period」は、変化率を設定するための項目です。
期間を長く設定すると長期的な変化率が「Connors_RSI」に反映されます。
「Overbought」は買われ過ぎ水準を設定するための項目です。
デフォルトの状態では、RSIとしては標準的な80に設定されていますが、必要な場合は調整すると良いでしょう。
「Oversold」は、売られ過ぎ水準を設定するための項目です。
「Overbought」同様に、標準的な値に設定されていますが必要な場合は変更しましょう。
まとめ
「Connors_RSI」について解説してきましたが、要点をまとめると以下のようになります。
RSIにモメンタム指標を追加したインジケーター。
一般的なRSIよりも価格に対する反応が速い。
「Connors_RSI」は、動きの速い相場でRSIを使用したい方に向いているインジケーターです。
一般的なRSIのシグナルを発するタイミングに不満があるという方は、試してみてもよいかもしれません。