今回のFOMCで利上げ確実という見方も材料出尽くしに警戒
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本日から2日間の日程でFOMC(米連邦公開市場委員会)が開催されます。市場の見方としては、利上げが確実視されています。
FOMCメンバーによる金利見通しとしては、年内の利上げは3回と言う見通しが支配的であり、今回利上げをすれば年内の利上げは残り1回となるわけですが、市場はこの見方に対して懐疑的な感じがします。極端な話、材料出尽くしで売りが強まるといった事もあり得る情勢と言えますので、利上げ即ドル買いと言う対応には注意が必要です。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:110.280
高値:110.431
安値:109.625
終値:109.922
-35.8pips(高値から安値:80.6pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
108.976~109.408
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.156
青の点線
中期トレンドの安値
109.156~109.576
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
109.430~109.932
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯
109.867~110.221
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
110.339~110.638
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
110.528~110.708
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
110.528~111.640
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯
110.717
ピンクの点線
中期トレンドの高値
111.471~111.873
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
112.034
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月12日のドル円相場は、下落の流れでの推移となりました。一時『109.625』を付け、引けにかけて少し戻したものの109円代で引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの状態にあります。
短期トレンド(ブルーのラインで描いた波)は、高値・安値切り上げの下落トレンドの形状にありましたが、昨日の値動きの中で短期下落トレンドのラス押し安値ライン(チャート画像白い楕円の部分)を崩しており、短期トレンドの方向性に変化が生じています。
再度、短期下落トレンドの流れを崩すまでは買いについては様子見推奨となります。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:123.594
高値:123.731
安値:122.782
終値:123.133
-46.1pips(高値から安値:94.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
122.250~122.565
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
122.668
青の点線
中期トレンドの安値
122.695
青の点線
中期トレンドの安値
123.252~123.714
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯
123.760~124.230
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.209~124.557
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.402~124.621
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
124.744~125.043
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
125.223
ピンクの点線
中期トレンドの高値
125.729
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月12日のユーロ円相場は、下落の流れでの推移となりました。一時123円を割り込み『122.782』を付ける場面もありましたが、引けにかけて少し戻して辛うじて123円代で引けています。
『波形』と言う意味では、グダグダな感じの波形になってきており、波の法則性を使ってエントリーして行くのは少し難しい感じになってきています。
チャート画像にいくつか赤いマークを付けましたが、ラインに反応しているポイントが散見され、やや逆張り有利な状態と言えようかと思います。
重複になりますが、波に乗って行くというよりは逆張り有利な状況にありますので、度胸を持って逆張りをして行くか波の方向性が出るまでは何もしないという事で良いかと思います。こういった状況の時に一番良くない事は、中途半端な所で入ってつまらない負け方をしてしまう事なので、やらないならやらない・逆張りをするなら逆張りをすると方針を決めて相場と対峙するようにする事が非常に重要です。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.12066
高値:1.12313
安値:1.11912
終値:1.12015
-5.1pips(高値から安値:40.1pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.10846~1.11122
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.10885~1.11639
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.11080~1.11291
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11153
青の点線のライン
中期トレンドの安値
1.11628~1.11863
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11671~1.11899
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.12051~1.12464
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.12113~1.12669
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.12813
ピンクの点線
中期トレンドの高値
6月12日のユーロドル相場は、寄り付き~欧州時間にかけて上昇、一時『1.12313』を付ける場面もありましたが、その後は一転して反落、ほぼイッテコイ的な値動きとなって引けています。
値動きとラインが機能したかどうかという意味で、ここ3日程の短期波形の描き方に少し迷っているというのが正直な所ですが、俯瞰すれば短期トレンドの抵抗帯と中期トレンドの抵抗帯の重なるレベル(チャート画像白い楕円の部分)から反発した形となっています。
もう一度くらいこのレベルを試すのか?試す事があったとして、破るのか?サポートするのか?と言う事を見て行くという事になって行くように思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
--:-- 【米国】 米連邦公開市場委員会(FOMC)1日目
08:50 【日本】 4-6月期四半期法人企業景気予測調査・大企業業況判断指数(BSI)
10:30 【オーストラリア】 5月NAB企業景況感指数
17:30 【英国】 5月小売物価指数(RPI)(前月比)
17:30 【英国】 5月小売物価指数(RPI)(前年同月比)
17:30 【英国】 5月消費者物価指数(CPI)(前月比)
17:30 【英国】 5月卸売物価指数(食品、エネルギー除くコアPPI)(前年同月比)
17:30 【英国】 5月消費者物価指数(CPI)(前年同月比)
18:00 【ユーロ】 6月ZEW景況感調査
21:30 【米国】 5月卸売物価指数(PPIコア指数、食品・エネルギー除く)(前月比)
21:30 【米国】 5月卸売物価指数(PPI)(前月比)