FRB・ECBと日銀の金融政策のコントラスト。黒田日銀は緩和政策維持
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7月10日の為替市場は、主要3通貨ペア共に小動きとなりました。
材料としても、特段注目度の大きい材料等は出ませんでしたが、日銀の黒田総裁が『国債利回りをゼロ近辺に維持する現行政策の継続』を表明した事で、やや円売りのバイアスが掛かった局面はあったように思います。
金融政策のコントラストと言う観点から言えば、FRBは利上げ路線、ECBは緩和政策転換を示唆するような状況となってきており、米・欧と日本の金融政策の違いは意識されやすい状況と言う事は言えようかと思います。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:113.884
高値:114.294
安値:113.878
終値:114.019
+13.5pips(高値から安値:41.6pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
110.972~111.717
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
111.427~111.676
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
111.471~111.873
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
111.584~111.961
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
111.826~112.843
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
112.104~112.590
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
112.930~113.632
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
113.089~113.423
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
113.147~113.816
緑の実線のボックス
中期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.253~113.667
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.593~113.844
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
7月10日のドル円相場は、114円アラウンドでの値動きとなりました。明確な方向性というモノはない感じの値動きに終始し、日通しの値幅もそれほどない展開でした。
中期トレンド(オレンジの波で描いた波)は安値・高値切り上げの状態にあり、ダウ理論的に言う上昇トレンドの形状を維持しています。
『114.385』のレジスタンスラインが近づいて来ており、やや上値が重くなってきた感じもします。
ちなみに『114.385』と言うラインは、5月10日~6月14日にかけての中期下落トレンドの始点となった高値のラインであり、逆張りを仕掛けようというトレーダーさんがいても不思議ではないラインのように思えます。
冒頭で述べたように中期トレンドは上昇傾向にありますが、そろそろ逆張りでショートをしてくる人も現れてきそうな状況にあるという事を頭に入れながら、買って行く場合には慎重に下の方から買っている場合には、逆張りしてきそうな所で利食うと言った対応が求められる状況となってきたように思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:129.800
高値:130.389
安値:129.795
終値:129.975
+17.5pips(高値から安値:59.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
123.703~124.633
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
123.904~124.408
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
124.402~124.621
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
124.875~125.215
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
125.223
緑の点線
中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。
125.729
緑の点線
中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。
126.970~127.596
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
127.567~128.647
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
127.965~128.326
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
128.039~128.940
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
7月10日のユーロ円相場は方向感の無い値動きとなりました。130円代を跨いだ値動きとなりましたが、ビミョーに130円代を割り込んで引けています。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は上昇トレンドの形状にあります。
昨日に関しては、エントリーを検討すべきポイントも無かったので、書く事もない(汗)感じなのですが、ここ2日程の間(白い楕円の部分)、波が伸びやかな波ではなくどちらかと言うとガタガタした感じの波となってきている事が見て取れるかと思います。
こういう状態の波の時は、仕掛け難く勝ち難いという事になるわけですが、ガタガタした感じの波の時と言うのは、水平線が多く引けるという事でもあり、多く引けるが故にトレーダーさん毎で判断がマチマチになりがちで売買が交錯してしまった結果、方向感が出ずつまらない負け方をしてしまうという事になりがちです。
無駄撃ちをすればするほどトレードというモノは勝ち難くストレスがたまるものになってしまうので、波形を使ったトレードをして行くのであれば波の形状を熟考し、その上で波の方向性を考えてエントリーして行く事で無駄撃ちを減らしていく事が大切です。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.13973
高値:1.14173
安値:1.13809
終値:1.13986
+1.3pips(高値から安値:36.4pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.10846~1.11122
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.10885~1.11639
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.11080~1.11291
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11153
青の点線のライン
中期トレンドの安値
1.11229
青の点線のライン
中期トレンドの安値
1.11415~1.12056
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11424~1.11753
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.11628~1.11863
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.11764~1.11999
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.11794~1.12105
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.12786
緑の点線
中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。
1.12813
緑の点線
中期トレンドの高値。サポレジ転換の可能性アリ。
1.13312~1.13524
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.13416~1.13661
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.13909~1.14152
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
1.14019~1.14244
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
7月10日のユーロ円相場は、上下に振らされる局面はありましたが、終わってみれば始値=終値と言った値動きとなりました。
中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は、安値は切り上がり、高値は切り下がっているという状態にあり、紫のラインの三角持合いの状態にあります。
昨日に関しては、三角持合いの上辺でレジスタンスされたような値動きとなっており、三角持合いの中を動いているだけと言ったような値動きであったと言えます。
また、いくつか支持帯・抵抗帯が形成されてきている状況にありますが、『1.13312~1.13524の支持帯』 VS 『1.13909~114152の抵抗帯』と言う構図と見ることも出来ます。
当面は三角持合いをどちらへ崩すかに注目しながら、三角持合いのブレイクが起こった場合には支持帯・抵抗帯との距離感を見ながらポジションを取って行くという事で良いように思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
08:50 【日本】 6月マネーストックM2(前年同月比)
10:30 【オーストラリア】 6月NAB企業景況感指数
10:30 【オーストラリア】 5月住宅ローン件数(前月比)
21:15 【カナダ】 6月住宅着工件数
23:00 【米国】 5月卸売在庫(前月比)