欧・米の材料出るも、結果的には円売り
更新日時:
7月25日の為替市場は、ドル円↑ ユーロ円↑ ユーロドル→ と言った値動きとなりました。
材料としては以下のような材料が出ました。
1. 独Ifo景況指数が過去最高を更新
2. トランプ大統領が『EUは米国に対して非常に保護主義的』と発言
3. 米上院共和党はオバマケア改廃法案を審議するかめぐり採決を開始(その後可決)
欧州・米国絡みの材料がいくつか出た格好ですが、結果論として言えば、ドルでもユーロでもなく円が売られた1日となりました。
ファンダメンタルズとは非常に面妖なもので、材料に対してどう反応するかが分かりにくいものですが、あまりにもそれに捉われてしまうと相場観を狂わす事も往々にしてありますので、捉われ過ぎないような距離感を持っておく事も重要です。
ドル/円
上の画像はドル/円1時間足チャートです。
【ドル/円の値動き】
始値:111.081
高値:111.950
安値:110.821
終値:111.873
+79.2pips(高値から安値:112.9pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
110.670~111.377
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
110.902~111.273
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
111.613~112.342
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
111.667~111.995
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
111.826~112.843
緑の実線のボックス
中期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.104~112.590
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
112.302~112.798
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
112.910~113.470
ピンクの実線のボックス
中期下落トレンドの抵抗帯。
112.930~113.632
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
113.361~113.529
ピンクの点線のボックス
短期下落トレンドの抵抗帯。
113.206~113.399
緑の点線のボックス
短期上昇トレンドの旧支持帯。サポレジ転換の可能性アリ。
7月25日のドル円相場は、東京時間~欧州時間OP前後にかけて下落、111円を割り込み一時『110.821』を付ける場面もありましたが、欧州時間以降は反発、111円代後半で引けています。
昨日に関しては、新たにエントリーを検討すべき局面はありませんでした。
本日寄り付きの時点においては、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は高値・安値切り下げのダウ理論的に言う下落トレンドの状態にあり、昨日は上昇傾向での推移であったとは言え、中期下落トレンドを崩すと言う所までは至っていません。
中期下落トレンドを崩す為には、ラス戻り高値ラインである『112.342』を上方にブレイクする必要性がありますが、FOMCを経て同ラインをブレイク出来るかを見て行くという事になりそうです。
どうなって行くにせよ、FOMCの結果を見てから仕掛けて行っても遅いという事はありませんので、ドル円に関してはFOMC通過まで触らないという事で良いかと思います。
ユーロ/円
上の画像はユーロ/円1時間足チャートです。
【ユーロ/円の値動き】
始値:129.294
高値:130.577
安値:129.242
終値:130.291
+99.7pips(高値から安値:133.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
127.567~128.647
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
127.965~128.326
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
128.039~128.940
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
128.620~129.629
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
128.863~129.233
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
129.433~129.700
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
130.344
ピンクの点線
中期トレンドの高値。
7月25日のユーロ円相場は、東京時間~欧州時間OP前後にかけて下落、一時『129.242』を付ける局面もありましたが、その後は大きく反発、130円代に乗せてクローズしています。
昨日については、エントリーのチャンスがありました。
昨日の記事で、『128.863~129.233の支持帯』 VS 『129.433~129.700の抵抗帯』 という構図にあるというような事を書きましたが、『129.433~129.700の抵抗帯』を上方にブレイクしています。
その後すぐにプルバックが入って、戻ってきたタイミングの『EP1』でのロングが考えられました。
ブレイク後のプルバックを買って行くというセオリー通りのエントリーですが、分かり易い所をしっかり仕留めて行くという事は非常に大切な事なので、ここは確実に仕留めておきたい所だったかと思います。
ここで買う理由には、中期トレンドの直近高値ラインの『130.344』まで目ぼしいレジスタンスラインが無く、『130.344』までは売りが入り難い環境にあるという事もあります。
逆に言えば、『130.344』からは売りが入る可能性があり、この記事を書いている今現在の時点では『130.344』のライン近辺で売り買いの攻防が繰り広げられている状況にあります。
考え方として『130.344』で利食ってしまうのも一つの考え方ですし、ホールドして『130.344』を上抜けて中期トレンドレベルの3波を狙いにいくと言う考え方もナシではありません。ホールドする場合には、短期トレンドがダブルトップになった場合には撤退と言う事になりますが、『EP1』で買っていれば、その場合でも微益で出られる公算が高いと言えます。
本日寄り付きの時点では、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)に明確な方向性は無い状態にありますが、これまでに解説してきた通り、中期トレンドの直近高値『130.344』の上抜けにチャレンジしている状況であり、ここを破るようであれば中期トレンドが上昇トレンドの形状となります。
本日に関しては、中期トレンドが上昇トレンドとなるか?直近高値ラインを抜けられないのか?を見て行く事になろうかと思われます。
ユーロ/ドル
上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートです。
【ユーロ/ドルの値動き】
始値:1.16396
高値:1.17116
安値:1.16301
終値:1.16453
+5.7pips(高値から安値:81.5pips)
サポートライン・レジスタンスラインとして注目されてきそうなプライスとしては、以下のプライスが考えられます。
1.13825~1.14224
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.13832~1.14849
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.13874~1.14155
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.14093~1.14464
緑の点線のボックス
短期下落トレンドの旧抵抗帯。サポレジ転換の可能性アリ。
1.14399~1.14733
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
1.14842~1.15800
青の実線のボックス
中期上昇トレンドの支持帯。
1.16380~1.16619
青の点線のボックス
短期上昇トレンドの支持帯。
7月25日のユーロドル相場は、寄り付き~NY時間にかけて上昇、一時『1.17116』を付ける場面もありましたが、その後は一転して反落、ほぼイッテコイ的な値動きとなって引けています。
昨日に関しては、新たにエントリーを検討すべき局面はありませんでした。
本日寄り付きの時点においては、中期トレンド(オレンジのラインで描いた波)は高値・安値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの状態にあります。
どうなって行くにせよ、FOMCの結果を見てから仕掛けて行っても遅いという事はありませんので、ユーロドルに関してはFOMC通過まで触らないという事で良いかと思います。
本日発表の経済指標等
本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。
07:45 【ニュージーランド】 6月貿易収支
08:50 【日本】 6月企業向けサービス価格指数(前年同月比)
10:30 【オーストラリア】 4-6月期四半期消費者物価(CPI)(前期比)
10:30 【オーストラリア】 4-6月期四半期消費者物価(CPI)(前年同期比)
17:30 【英国】 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前期比)
17:30 【英国】 4-6月期四半期国内総生産(GDP、速報値)(前年同期比)
20:00 【米国】 MBA住宅ローン申請指数(前週比)
23:00 【米国】 6月新築住宅販売件数(年率換算件数)
23:00 【米国】 6月新築住宅販売件数(前月比)
27:00 【米国】 米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表