FXで何やっても勝てなくて、やったコト

小池・前原両氏の敵失で自公圧勝。漢気を示した立憲民主党躍進

更新日時:

昨日は、本邦の衆議院議員選挙が行われ、自公で改憲発議に必要な3分の2にあたる310議席を獲得するという圧勝と言って良い結果となりました。

今回の選挙序盤戦において注目を集めた希望の党は公示前勢力を下回る公算で、若狭氏が落選すると言った憂き目にあう事となった一方で、枝野氏率いる立憲民主党は躍進となりました。

私なりに今回の選挙で思った事を書いてみたいと思います。

【自公について】

終わってみれば圧勝でしたが、必ずしも自公政権の実績や公約が評価されたという事ではなく、小池氏の発言や民進党から希望の党への移籍議員の無節操さ、前原民進党代表の数合わせしか頭にないかのような政治家としての志というモノが感じられない行為等の敵失に助けられた感が強いように思われます。

森友加計等の不安要素もある中での選挙となりましたが、自公にとっては結果的には足枷とならなかったという事になろうかと思われます。

【立憲民主党について】

小池都知事に『排除』された格好の人達が結集した形でしたが、躍進となりました。

民主党政権での失敗によって、国民の厳しい目に晒され続けてきた旧民主党ですが、今回の選挙によってその目が少し変わるような可能性を感じさせます。

これはひとつには枝野氏の潔さ・男気が政策等とは違う部分で評価された部分もあろうかと思われます。私も枝野氏を見直しました。

思えば、民主党が政権を獲った時、当時の社民党の福島瑞穂議員がゴネた事等で政権発足当初の国会運営が停滞したりと言う事もありました。そういった轍を二度も三度も踏むほど、日本国民はバカではないので政見というモノがぶれていない事、あまりにも違う政見を持っている集団ではない事が評価されたように思います。

【希望の党について】

今回の選挙序盤において、一時は政権交代の期待もありましたが、小池代表の失言などによって急激に失速、若狭氏が落選、その他の立候補者も軒並み厳しい選挙戦を強いられ、終わって見れば野党第一党にすらなれず、自公で3分の2以上の議席を獲ってしまった事で、政策毎の協力などでのニーズも無いという最悪の結果となりました。

結局、かき回すだけかき回して、自公を利しただけという結果に終わりましたが、民進党代表であった前原氏は政治家として馬脚をあらわす結果となったと言えようかと思います。前原氏は、数合わせにしか興味がないような印象があり、更に組織のトップとして共に歩んできた同志を見捨てて省みないというある意味人としてどうか?と思われかねない行動を取ってしまいました。

国民は数合わせに興味はなく、政見に興味があるわけであって、そこを見誤ったという事かと思います。

小池氏は、『勝ち馬に乗る』と言う点においては、現在の日本の政治家の中では屈指の人物だと思いますが、自分自身が『勝ち馬になる』事は出来なかったという事になろうかと思われます。小池氏は女性ですが、国民は『漢』を見せて欲しいと思っていたのではないかと思います。

小池氏は常に逃げ道を作りながら、進退がハッキリしなかった印象がありますが、選挙には出ず投開票日に都知事の仕事とはいえ海外にいるという事では、国民目線からすると『腰抜け』感が否めず、そういった姿勢を国民が評価しないのは政策や政見以前の人間性を評価したという事であり、国民を甘く見た結果と言えようかと思います。

この結果を受けて、寄り付き時点においては円安となっています。

ドル/円

ドル円日足チャート2017年10月23日
ドル円1時間足チャート2017年10月23日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ドル/円の値動き

始値:112.517

高値:113.561

安値:112.504

終値:113.486

+96.9pips(高値から安値:105.7pips)

ドル/円のレジスタンスライン

114.258

ピンクの極太のライン

114.027

ピンクの極太のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ドル/円のサポートライン

113.374

緑の点線のライン

113.162

青の点線のライン

113.134

青の点線のライン

113.077

緑の点線のライン

112.833

緑の極太のライン

112.648

緑の点線のライン

112.516

青の点線のライン

112.398

青の点線のライン

112.162

青の点線のライン

112.116

青の点線のライン

112.058

青の点線のライン

112.033

緑の点線のライン

111.815

緑の点線のライン

111.719

青の極太のライン

111.674

青の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ドル/円の解説

【日足】

日足レベルでは引き続きピンクのラインで描いた下落の方波の中での値動きになっておりますが、『112.833』の直近安値ラインを明確に上抜いてきた事で日足の短期トレンドレベルでは安値・高値切り上げのダウ理論的に言う上昇トレンドの形状となっています。

ピンクのラインで描いた下落の方波の全戻しが視野に入ってきており、目先は『114.027』並びに『114.258』のレジスタンスラインを破るか?守るか?と言う事に注目して行く事になりそうです。

【1時間足】

ヒゲの先まで見るのであれば、白いラインで描いたようなダブルボトムと見ることが出来、トレードをするのであれば、ネックラインを上方にブレイクした赤い楕円の辺りでの仕掛けを考えても良かったかと思います。

赤い楕円の辺りで買う場合、下方向にはネックラインをはじめ2つほどサポートラインが存在しており、ネックラインをすっぽ抜けてしまってもそういったサポートラインで止めてくれる可能性があり、上方向を見ても『112.833』は1時間足レベルで見れば、上がる時も下がる時もほとんど素通りでレジスタンスラインとしての力を持っていないと見ることも出来、『112.833』を無視して考えるのであれば、次のレジスタンスラインまでは比較的距離もあり、リスクリワードのバランスとしても良好なエントリーポイントと言えます。

ただ、日曜日には本邦の衆議院選挙が予定されていた為、そのリスクを考えて、クローズ前にはエグジットしておく必要性があったかと思います。

ユーロ/円

ユーロ円日足チャート2017年10月23日
ユーロ円1時間足チャート2017年10月23日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足を切り替えられます。

ユーロ/円の値動き

始値:133.331

高値:133.951

安値:133.057

終値:133.681

+35.0pips(高値から安値:89.4pips)

ユーロ/円のレジスタンスライン

133.899

ピンクの点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/円のサポートライン

133.574

青の点線のライン

133.355

緑の極太のライン

133.197

青の点線のライン

132.979

青の点線のライン

132.889

緑の点線のライン

132.338

緑の点線のライン

132.131

緑の点線のライン

131.958

青の極太のライン

131.872

青の点線のライン

131.804

緑の極太のライン

131.744

青の点線のライン

131.717

緑の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ユーロ/円の解説

【日足】

ユーロ円の日足の形状は上昇トレンドの状態にあり、ダブルボトム形成、ネックラインを上方にブレイクしています。

ただ、次のレジスタンスライン『134.251』迄あまり距離が無く、ロングのポジションを持っている場合にはその事が懸念材料になろうかと思われます。

【1時間足】

日足レベルのレジスタンスラインであった『133.355』を破るか?レジスタンスされるか?が注目材料であったわけですが、結果論からすると日足の終値ベースで破っています。

日足レベルに落として考えるのであれば、ブレイクして行った動きを獲る事を考える事がブレイクアウト狙いと思われる方もいらっしゃると思うのですが、ブレイクアウトの獲り方と言うのは、レジスタンスラインを抜けて行く動きを撮るよりも、抜けた後のプルバックの動きを捉まえる方がタイミングが取り易かったりする事も多々あります。

プルバックが入らずに上がって行ってしまう事もありますし、そういう時は悔しい想いをする事もありますが、日足レベルのレジスタンスラインをブレイクした場合で、プルバックが入るのであれば、旧レジスタンスラインに接近してくる下落の値動きに波形を描く事が出来ます。この波形に対して切り下げラインを引いて切り下げラインのブレイクで買うと言った方法は私が良く使うエントリー手法ですが、1時間足が赤い波形のような値動きをするような事があれば、白い丸のタイミングを狙って行くようなトレードも考えられます。

レジスタンスラインを抜けて行く動きそのものを獲る事は、結構難しかったりするのですが、抜けた後のプルバックの動きを待ってからの反発の捉まえ方にはいくつか方法論があり、エントリータイミングも取り易かったりするので、自分がエントリーを考えている足よりも大きな足でサポレジが引けている場合には、ブレイクした後のプルバックをつかまえる事だけやってもそれだけで生活出来るくらい合理的なエントリーポイントですので、『どうやってトレードしたらいいのか分からないよ』と言う方は、自分がエントリーを考えている足よりも大きな足にしっかりとサポレジが引けるように修練を積む→プルバックを狙うという事を突き詰めていくとイイのではないかと思います。

ドル円と同様、本邦の衆議院選挙が予定されている状況でしたので、クローズ前にはエグジットしてリスクを落として週末を迎えたい所であったかと思います。

ユーロ/ドル

ユーロドル日足チャート2017年10月23日
ユーロドル1時間足チャート2017年10月23日

日足

1時間足

※タブで日足・1時間足・短期足を切り替えられます。

ユーロ/ドルの値動き

始値:1.18515

高値:1.18571

安値:1.17617

終値:1.17788

-72.7pips(高値から安値:95.4pips)

ユーロ/ドルのレジスタンスライン

1.18838

赤の極太のライン

1.18774

ピンクの点線のライン

1.18655

ピンクの点線のライン

1.18617

赤の極太のライン

1.18517

ピンクの点線のライン

1.18280

赤の点線のライン

1.18179

ピンクの点線のライン

1.17971

赤の点線のライン

1.17860

赤の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのレジスタンスライン。

ユーロ/ドルのサポートライン

1.18055

青の点線のライン

1.17688

緑の点線のライン

1.17576

緑の極太のライン

1.17413

青の点線のライン

1.17388

青の点線のライン

1.17302

青の点線のライン

1.17262

青の点線のライン

※寄り付き時点の状態。当日の値動きによって消滅・サポレジ転換の可能性アリ。

※太字のモノは日足レベルのサポートライン。

ユーロ/ドルの解説

【日足】

引き続き『1.17576~1.18617』のレンジの中での値動きとなっています。

1.17576のすぐ下には1.17093のサポートラインがあり、1.18617のすぐ上には1.18838のレジスタンスラインがありますので、日足レベルのサポレジの近辺で1時間足レベルの波の反転を見極めながら、細かく取って行くような相場になっています。

【1時間足】

白のラインで描いたようなダブルトップを形成しています。

ネックラインブレイク後のプルバックをつかまえたい所でしたが、ネックラインの少し手前で折り返してしまっています。

こういった時は、分足を使って波の折り返しを見て行くとエントリーし易いのですが、こういう状態になるまで分足を見る必要性はなく、この状態になって初めて分足を見る必要性が出てくるという事を覚えておきましょう。

本日発表の経済指標等

本日は、以下のような経済指標の発表が予定されています。

14:00 【日本】 8月景気一致指数(CI)・改定値

14:00 【日本】 8月景気先行指数(CI)・改定値

21:30 【カナダ】 8月卸売売上高(前月比)

23:00 【ユーロ】 10月消費者信頼感(速報値)