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フィッシャー副議長発言で一気にドル買いの流れへ~2016年08月26日エントリーポイントの解説~

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ドル/円の解説

ドル円1時間足20160829-01

エントリーポイントについて

上の画像は、2016年08月26日のドル/円1時間足チャートを大きめに表示したものです。チャート画像オレンジの波形を長期波形、青い波形を短期波形としてお話を進めて行きます。

先週末金曜日は、ジャクソンホール公演が行われました。チャート画像白い楕円の部分がイエレン議長の講演が始まった前後の値動きとなります。

結果だけ見れば、ドル買いになりましたが、23:00からの値動きは上下に振らされる感じになったので、ヘタすると上下でやられるという事もあり得た相場かと思います。流れとしては・・・

1.イエレン議長が『米利上げの論拠この数カ月で強まった』と発言

→この発言を受けてドル買いに。ドル円は100.893まで上昇。

2.イエレン議長の発言内容が利上げ時期を明言しないいつものハト派的なトーンだった事を受けドル円は100.050まで反落

3.フィッシャー副議長が米CNBCテレビの生インタビューで『9月、そして、年2回の利上げについてイエレン議長の講演と整合的』と発言

→この発言を受けて上昇の流れが加速101.932まで上昇。

と言う経緯でした。イエレン議長の発言については、いつものハト派的な感じでしたが、それをフィッシャー副議長の発言で補足してきたという事なのかと思います。ただ、利上げと言う重要事項について、スタンドプレーをするとも思えないので、この流れはおそらくシナリオ通りで、議長が年2回利上げ&9月利上げを明言してしまうとのっぴきならない状態になってしまうので、フィッシャー副議長がインタビューに対する回答といういつでも修正できる形で利上げを強く匂わす事でバランスをとってきたのかなと言うように思います。

もし、参加するとすれば、直近のレンジ上限として注目していた『100.944』を破った所でエントリーをしても良いかなと言う感じであったかと思います。

本日について

ドル円1時間足20160829-02

上の画像はドル/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

直近のレンジ上限であった『100.944』を上抜けしています。波形としても安値・高値共に切り上げる流れにシフトしてきており、買い目線として押し目買いをして行くという事で良いように思われます。

ブレグジットショック~本邦参院選~ヘリマネへの期待からの上昇~再下落と言う流れを経て、今に至っていますが、俯瞰すると7月21に付けた高値107.311を頂点として下落してきた流れになっています。この下落に対する戻りとしてもまだ上値余地はありそうな感じもしますので、安易に逆張りをするとことのほか大きくやられてしまう可能性も有りますので、注意が必要かと思います。

ユーロ/円の解説

ユーロ円1時間足20160829-01

上の画像は、2016年08月26日のユーロ/円1時間足チャートを大きめに表示したものです。チャート画像オレンジの波形を長期波形、青い波形を短期波形として、お話を進めて行きます。

エントリーポイントについて

ユーロ/円もドル円同様、イエレン議長の発言~フィッシャー副議長の発言を受けて上下に振らされながらも、上昇して行く形となりました。チャート画像白い楕円の部分がイエレン議長の講演が始まった前後の値動きとなります。

本日について

ユーロ円1時間足20160829-02

上の画像はユーロ/円1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

直近のレンジ上限であった『113.913』を上抜け、波形としても高値・安値共に切り上げる流れになってきています。基本的には押し目買いをして行くという事で良いかと思いますが、ドル/円とユーロドルが逆相関で動いている状態ですので、あえてユーロ/円でトレードしなくても良いような気もします。

ユーロ/ドルの解説

ユーロドル1時間足20160829-01

上の画像は、2016年08月26日のユーロ/ドル1時間足チャートを大きめに表示したものです。チャート画像オレンジの波形を長期波形、青い波形を短期波形として、お話を進めて行きます。

エントリーポイントについて

イベントを受けての値動きですので、無理に参加する必要はなかった相場だと思いますが、あえて参加するのであれば、『EP1』もしくは『EP2』でのエントリーが考えられました。

過去の記事で書いたようにユーロ/ドルは長期的な流れが下落の方向へ変わってきている状況でした。『EP1』は、青い短期波形に対して引いた上昇トレンドラインを下抜けてきたタイミングでのエントリーとなります。

ジャクソンホール公演を受けての乱高下の中での値動きでしたので、ここで売っていくという決断をする事は度胸のいる決断でもありますが、ここで売れた人は良い所で売れたという事が出来るかと思います。

『EP2』は長期波形の直近安値を更新した時点でのエントリーとなります。ダウ理論的に言うと下落トレンドの継続が確定したポイントでのエントリーとなります。ここではいった場合、50%~61.8%程度の戻りが入ると建値付近まで来てしまうので、それに耐えられないような場合には引け間際で一旦利食ってしまって、再度戻り売りのチャンスをうかがうという事でも良いように思います。

本日について

ユーロドル1時間足20160829-02

上の画像はユーロ/ドル1時間足チャートをやや長めの期間表示したものです。

高値・安値共に切り下げる流れが継続しています。基本的には、戻り売りをして行くという事で良いかと思います。