FXで何やっても勝てなくて、やったコト

ドル円は三角持ち合いの形状を呈す。どちらに抜けるかに注目

更新日時:

1月20日のドル円は陽線で引けたものの日足レベルではトレンドを崩すという所までには至りませんでした。

ドル円の値動き(2023年01月20日)

始値:128.365

高値:130.609

安値:128.343

終値:129.566

+120.1pips(高値から安値:226.6pips)

2023年01月20日発表の経済指標

時間 経済指標 前回 予想 結果
8:30 日本 12月全国消費者物価指数(CPI)(前年同月比) 前回3.8% 予想4.0% 結果4.0%
8:30 日本 12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品除く)(前年同月比) 前回3.7% 予想4.0% 結果4.0%
8:30 日本 12月全国消費者物価指数(CPI、生鮮食料品・エネルギー除く)(前年同月比) 前回2.8% 予想3.1% 結果3.0%
9:01 英国 1月GFK消費者信頼感調査 前回-42 予想-40 結果-45
16:00 英国 12月小売売上高(前月比) 前回-0.4% 予想0.5% 結果-1.0%
16:00 英国 12月小売売上高(前年同月比) 前回-5.9% 予想-4.1% 結果-5.8%
16:00 英国 12月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回-0.3% 予想0.4% 結果-1.1%
16:00 英国 12月小売売上高(除自動車)(前年同月比) 前回-5.9% 予想-4.4% 結果-6.1%
19:00 ユーロ圏 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 前回-- 予想-- 結果--
22:30 カナダ 11月小売売上高(前月比) 前回1.4% 予想-0.5% 結果-0.1%
22:30 カナダ 11月小売売上高(除自動車)(前月比) 前回1.7% 予想-0.4% 結果-0.6%
24:00 米国 12月中古住宅販売件数(前月比) 前回-7.7% 予想-3.2% 結果-1.5%
24:00 米国 12月中古住宅販売件数(年率換算件数)  前回409万件 予想396万件 結果402万件

2023年01月20日の要人発言

ウィリアムズ米ニューヨーク連銀総裁

「利上げの余地はまだある」「利上げサイクルの停止点はデータ次第」「インフレを巡るリスクは依然として上方向」「インフレは2023年に鈍化と見込む」「需要はなお極めて強い、供給との比較で」

鈴木財務相

「国債償還ルール見直しても借換債が増えて、全体の国債発行額は変わらない」「国債の60年償還ルールは、日本の財政規律の要となっている」

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)宮園雅敬理事長

年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の宮園雅敬理事長は20日の記者会見で、日本銀行が昨年12月の金融政策決定会合で、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)の修正を決めたことを受けて、「国内債券運用にも影響が出ている」と述べ、今後の政策を注視するとの考えを示した。

宮園理事長は、市場環境について「当面は変動が激しい状態が続く見込み」と指摘。一方、金利動向については「シミュレーションの想定の範囲内」とも語り、現行のポートフォリオを見直す必要性はないとも語った。

債券市場では、昨年12月と今月の日銀会合を受けて長期金利が振れる局面があった。世界最大の機関投資家であるGPIFは、運用する約200兆円のうち25%程度を国内債券に投資しており、金利動向が運用成績に与える影響は小さくない。

スイス国立銀行(中央銀行)ジョルダン総裁

スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁はインフレに取り組み、物価の安定を確保することが「絶対的に不可欠」との認識を示した。

世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)のパネル討議で述べた。

物価の安定は依然として重要と指摘し、過去数年の主要中銀の金融政策は緩和的すぎたかもしれないと振り返った。スイス中銀は0─2%の上昇を物価の安定と捉えている。12月のスイスのインフレ率は2.8%と前月の3.0%から鈍化した。

ラガルドECB総裁

ラガルドECB総裁は20日、「現在の政策路線継続は自分の信念」などと発言した。

黒田日銀総裁

「インフレは2月から低下する見通し」「賃金がインフレ目標を達成できるよう上昇すると期待」「昨年12月の長期金利変動幅拡大はミスではなかった」「緩和的な金融政策を実施していく」「日本経済が今後2年に1-2%成長できる」「インフレ目標は最終的に達成される」、「インフレの原因はほぼ輸入税の引き上げ」

ロイター通信によると、日銀の黒田東彦総裁は20日、世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のパネル討論で、2%の物価目標を安定的、持続的に達成するため現在の「極めて緩和的」な金融政策を継続すると述べた。

黒田総裁は「われわれの希望は、賃金が上昇し始め、安定的かつ持続可能な形で2%のインフレ目標を達成できるようになることだ。ただ、しばらく待たなければならない」と述べた。

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事

国際通貨基金(IMF)のゲオルギエバ専務理事は20日、経済見通しは数カ月前に懸念されていたほど悪くないとの見方を示した。世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のパネルディスカッションで述べた。

専務理事は、改善点として中国の経済成長押し上げの可能性を指摘し、IMFは今年の中国経済の成長率を4.4%と予測していると述べた。

ただ、IMFの今年の世界経済の成長予測である2.7%については「劇的な改善」は予想していないと発言。特に欧州ではウクライナ戦争が引き続き信頼感の「非常に大きないリスク」だと指摘した。

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁

欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は20日、中国経済の再開で同国のコモディティー消費が増え、世界のインフレ圧力が高まる可能性が高いとの認識を示した。

総裁は世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)のパネル討論で「制約があるだろう。コモディティーと特にエネルギーの需要拡大でインフレ圧力が高まるだろう」と述べた。

ブレマン・リクスバンク(スウェーデン中銀)副総裁

「インフレはピークアウトしているとは見受けられない」「我々の努力にもかかわらずインフレが低下できないことで、クローナを現在着目している」「いまだに今年は軽度のリセッションを予想している」

スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁

スイス国立銀行(中央銀行)のジョルダン総裁は20日、世界経済フォーラム(WEF)年次総会(ダボス会議)のパネル討議で、インフレ抑制に取り組み、物価の安定を確保することが「絶対的に不可欠」との認識を示した。また、現在のインフレ率は高過ぎるとも述べた。

総裁は、原材料や人件費の上昇分をすぐに価格に転嫁する企業が増えるにつれ、インフレ抑制はますます困難になっていると指摘。

「インフレ率はあまりにも高過ぎる。経済の機能にとって良くないだけでなく、特に低所得層には極めて悪影響がある」と述べた上で、中銀にとって物価の安定に専念することは「絶対的に不可欠」とした。

総裁の発言はスイス中銀の年内の追加利上げを示唆するものと捉えられる可能性がある。中銀は昨年に3回利上げし、アナリストは今年の追加利上げを見込んでいる。

ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁

「今後は0.25%の利上げを支持」「政策が十分に制限的になれば、金利を維持することを支持」

ジョージ米カンザスシティ連銀総裁

「インフレの低下を確認することを奨励」「FRBはもう少し辛抱する必要」「インフレは引き続きFRBの目標をかなり上回っている」「ソフトランディングの可能性を複数見ている」

ウォラーFRB理事

「次回のFOMCで25bp利上げを支持」「継続的な金融政策の引き締めのサポートを期待」「インフレを抑えるため、経済が減速していることを確認している」「最近のインフレ巡るニュースは良好だが、見通しにはまだ慎重」「FRBの2%のインフレ目標にはまだかなりの道のり」「金融政策は景気抑制的な領域にかなり近い」等と述べた。

イエレン財務長官

「債務上限問題に対処しないと景気後退を引き起こす可能性がある」

ドル円の日足分析(2023年01月23日)

ドル円日足

1月20日のドル円は陽線で引けたものの2022年10月から続く『高値安値切り下げ』の下落トレンドの形状を維持しています。

ドル円の1時間足分析(2023年01月23日)

ドル円1時間足

1月20日のドル円は日足のトレンドは下向きという中で日足のレジスタンスライン『130.806』に注目して見ていたのですが、その手前から売りが入って引けるという展開でした。

直近の1時間足は赤の線の方波(青の網掛け)の中での値動きとなっていますが、高値が少しきり下がり、安値も少しきりあがっており、三角持ち合いの様相を呈しつつあります。

2023年01月23日発表の経済指標

時間 経済指標 前回 予想 結果
---- 中国 休場 前回-- 予想-- 結果--
8:50 日本 日銀・金融政策決定会合議事要旨 前回-- 予想-- 結果--
24:00 米国 12月景気先行指標総合指数(前月比) 前回-1.0% 予想-0.7% 結果--
24:00 ユーロ圏 1月消費者信頼感(速報値) 前回-22.2 予想-20.0 結果--
26:45 ユーロ圏 ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言 前回-- 予想-- 結果--