見つめている波はどのサイズの波かを見失わない~2016年10月05日の為替相場解説~
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ドル/円の解説
ドル/円の環境認識
俯瞰すれば、9月2日から9月22日にかけて、ピンク色の波形を描いて下落してきたと見る事が出来ます。
昨日の値動きの中で『高値L2』を上抜き、長期的な方向性に変化が生じています。ピンク色のラインで引いた波形は、現段階では完全に上向きになったとは言えない状況にありますが、9月2日から始まった下落の流れを崩している事は確かです。
1つの時間軸のチャートの中にも色々なサイズの波形を認識する事が出来るわけですが、自分がどの波を取りに行っているのかを見失わない事が非常に重要です。
ドル/円の値動きの考察
個人的な考えとしては、ドル円に関しては、昨日以前の段階でロングのポジションを仕込み終えて、利食いのタイミングを測る段階に入っていなければならず、エントリータイミングを測る時期ではないと考えています。
例えば、『EP1』はレンジブレイク後のプルバックを狙う形であり、ソコソコ良い感じのエントリーポイントであるかのように見えます。しかしながら、このポイントは103.253のレジスタンスライン迄あまり値幅が無く個人的にはあまりおススメできないポイントです。
結果的には、このラインをブレイクしていますが、こういったポイントで入る場合には、あまり欲張らない事が大切です。
ユーロ/円の解説
ユーロ/円環境認識
俯瞰すれば、9月2日から9月22日にかけて、ピンク色の波形を描いて下落してきたと見る事が出来ます。
昨日値動きの中で、『高値L2』を破って、この下落の流れを崩したと見る事が出来ますが、その上の『高値L1』を上抜くことは出来ませんでした。オレンジ色の中期波形にカウントを振るとチャート画像のようになり、現在5波進行中と言った状況にありますが、9月22日から始まったオレンジ色の中期上昇波動の一連の値動きで『高値L1』を抜く事が出来るか?あるいはここから反落して行くのか?に注目したいと思います。
ユーロ/円の値動きの考察
昨日以前の段階でロングのポジションを仕込み終えて、利食いのタイミングを測る段階に入っていなければならず、昨日の段階で買い場を探すのは遅きに失した感が否めません。プライスアクション的にも飛び乗りで入るくらいしかないような値動きでもあります。
値幅はあったので、短期売買をして行くという選択肢はアリですが、もう少し長い目線でトレードをしていて、もっと下で買えていないような方は相場観自体を見直す必要性があると思います。
ユーロ/ドルの解説
ユーロ/ドルの環境認識
俯瞰すれば、チャート画像に引いた青い水平線(1.11293)~赤い水平線(1.12690)の方波の中での値動きとなっており、昨日は丁度この方波の真ん中付近での値動きとなりました。引き続き、非常に難しい相場が継続しており、触らずに様子を見るという事で良い状況かと思います。
ユーロ/ドルの値動きの考察
非常に方向感のない値動きとなっています。やりようが無い状態であると思いますので、方向感が出るまで様子見を継続して行くという事で良いかと思います。