FXで何やっても勝てなくて、やったコト

イベント通過。イチから相場観を構築して行こう。~2016年10月10日の為替相場解説~

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ドル/円の解説

ドル円1時間足20161011-01

ドル/円の環境認識

ピンク色のラインで引いた長期波形は、直近高値のライン『高値L1』を上抜いた事で、下落の流れを崩しています。画像の尺の問題で左側が切れていますが、上から2番目の赤の太いラインが『高値L1』となります。しかし、現段階ではまだ完全に上目線になったとは言えない状況にあります。

白い楕円で囲った長期波形の方波を細分化するとオレンジ色の波形のように細分化する事が出来ます。波に振った数字はエリオット波動理論のカウントですが、先週末の雇用統計による下落によって5波が終わり、調整のサイクルへ入ったかのような情勢になっています。

雇用統計を受けた下落の波を黄色にしてありますが、この波がどういった性質を持つものなのかによって、トレードの考え方が変化してきます。

1番分かり易いパターンは調整A波だった場合になります。仮にA波であるのなら、この後、B波C波と続いて8波1サイクルの流れが完成するという事になるので、まずショートでC波を取り欲張らずに利食って、次の反転を本命の波として取りに行くトレードが考えられます。これは同時にピンクの波の3波目を取りに行く事にもなりますので、この形が示現した場合には値幅もかなり期待出来る形状となります。

次に考えられるパターンは、黄色の波がX波で上昇のトレンドが継続して行くケースが考えらえます。この場合、オレンジ色のラインで引いた中期波形の3波目以降を仕留めて行けば良いという事になります。

そして、最後に考えられるパターンは、黄色の波が下落して行く波の1波と言うケースです。この場合、下落の波が5波まで出ると仮定すれば、ピンクの長期波形のいってこいという事も考えられます。

どのパターンとなるかは現状では分からない・・・というか、事前にそれが分かるのであれば、もはや相場の神の領域に到達したという事になってしまうわけですが、どのパターンであるとしても、ピンク色の長期波形が下落の流れを崩しつつあるという事を頭の片隅におきながら、オレンジ色の中期波形の転換を捉えてついていくという方針で良いと思います。

これは、長期波形の方向性を無視しろという事ではなく、中期波形を捉えてポジションを取るのが最も状況把握がしやすく、トレードがし易い為です。

ドル/円の値動きの考察

ドル円1時間足20161011-02

短期的には『102.848』~『104.128』の方波の中での値動きとなっています。

オレンジ色の波の転換あるいはその兆候を捉えるという観点から言えば、そのタイミングは無かったと言えます。

余談となりますが、短期の波形(チャート画像青いラインの波形)は、最も引くのが難しい波形と言えます。1時間足でさえも引くのが難しいという事は、分足になるともっと難しいと言える訳ですが、引くのが難しいという事は間違った波形を描いてしまう可能性も高いという事であり、短期の波形に惑わされてしまうと負けてしまう可能性も高くなるという事でもあります。

あまり短期の波形に惑わされずに方向性を見極めていく事が重要です。

ユーロ/円の解説

ユーロ円1時間足20161011-01

ユーロ/円の環境認識

ピンク色で引いた長期波形は、直近の下落の波の起点となった高値のライン『高値L1』にまで達し、長期的に見た下落の流れに変化が生じています。

白い楕円で囲った長期波形の方波を細分化するとオレンジ色のラインで引いた波形に細分化する事が出来ます。波に振った数字はエリオット波動理論のカウントですが、先週末の下落によって5波が終わり、調整のサイクルへ入ったかのような情勢になっています。

先週末下落の波形を緑色で引いていますが、波形としては中期波形となります。わざわざ色を変えたのは、現段階では、この波の性質が分からないので色を変えてみました。

俯瞰すると今はドル/円とユーロ/円が似たような値動きをしている状態になっていますので、ドル/円の解説とかぶる部分があるのですが、緑色の波がどういう性質をもつものかによって、今後のトレードの方針も変わってきます。

調整A波だった場合、この後、B波C波と続いて8波1サイクルの流れが完成するという事になるので、まずショートでC波を取って、次の反転を本命の波として取りに行くトレードが考えられます。これは同時にピンクの波の3波目を取りに行く事にもなりますので、この形が示現した場合には値幅もかなり期待出来る形状となります。

次に考えられるパターンは、緑色の波がX波で上昇のトレンドが継続して行くケースが考えらえます。この場合、中期波形の3波目以降を仕留めて行けば良いという事になります。

そして、最後に考えられるパターンは、緑の波が下落して行く波の1波と言うケースです。この場合、下落の波が5波まで出ると仮定すれば、ピンクの長期波形のいってこいという事も考えられます。

ドル円と同様、ピンク色の長期波形が下落の流れを崩しつつあるという事を頭の片隅におきながら、オレンジ色の中期波形の転換を捉えてついていくという方針で良いと思います。

ユーロ/円の値動きの考察

ユーロ円1時間足20161011-02

俯瞰すれば、緑色の方波『115.074』~『116.223』の中での値動きになっています。

短期波形(青いラインで描いた波形)としては、『安値S1』を起点として『高値S1』に至るまで高値・安値共に切り上げる流れを形成しています。中期波形の転換あるいはその兆候を捉えるという観点から言えば、そのタイミングは無かったと言えます。

今は中期波形の方向性を見極める時期という事かと思います。

ユーロ/ドルの解説

ユーロドル1時間足20161011-01

ユーロ/ドルの環境認識

相変わらずグダグダな波形ですが、徐々に下がって行っている波形とも言えます。個人的には、波形の認識を含めて相場観が立てられないような状態になっております。率直に言えば、『分からない』という事なわけですが、『分からない』という事が分かっていればいいかなと思っています。

ユーロ/ドルの値動きの考察

ユーロドル1時間足20161011-02

ユーロ/ドルに関しましては、引き続き触らないという事で良いかと思います。